京急蒲田駅直結の皮膚科、たけうち皮フ科クリニック

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皮膚科医療ブログ

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化粧かぶれを皮膚科医はどのように見ているか

保湿成分の取り過ぎが原因の大半
 化粧品の成分に、アレルギー性にかぶれることが稀ながらあります。しかし、化粧品が合わないとか化粧水がしみるといった訴えのほとんどは、皮膚の保湿成分が失われて起きた刺激性接触皮膚炎です。過剰なクレンジングとクリームで擦るたびに、大切な保湿成分は失われていきます。化粧品や皮膚に原因があることはむしろ稀で、皿洗いや掃除で手が荒れるのと同じことを無意識のうちに健康な顔の皮膚に起こしているのです。起こりやすいところは、皮膚の薄いまぶた、こすり易い頬、口紅を落とす口の回りで、利き手側の方が症状が激しい傾向にあります。念入りに洗うのは美徳、とは限らないのです。

治るが、問題は繰り返させないこと
 起きた刺激性接触皮膚炎は、治療薬で速やかに治ります。大切なのは、クレンジングを控えめにしクリームで擦らないよう心掛けないと繰り返すことです。このような説明をすると「化粧はしてはいけないのですか」と誤解されることがありますが、そうではなく、化粧はしてよいが保湿成分を無意識のうちに取り去らないことがポイントです。肌の健康のために。

保湿はして良く、大事なのは保湿を必要と感じない化粧
 洗顔後の肌のつっぱりや乾燥は、すぐに保湿してうるおいを与えれば元に戻り、健康な皮膚は維持されているとの考えがあるようです。しかし、一旦保湿成分を失い皮膚のバリア機能が障害されると、直後の保湿でつっぱらなくしても、肌の生理機能は正常に戻っていないことに理解が必要です。保湿するのは差し支えありませんが、保湿を必要と感じない程度のクレンジングに留めクリームで擦らないことが極めて大切です。実際、クレンジングで毛穴の中の汚れや化粧を落とすのを止めたら、それまでのスキントラブルが起こらなくなった方がいらっしゃいました。

化粧品の肌への浸透
 優しくなじませるほどに肌の奥深くに浸透し魅力あふれる効果が醸し出されるといったことは、夢見心地に浮かれることなく理性をもってお楽しみ下さい。皮膚を介する呼吸や栄養摂取などはありえないとする、専門家のコメントが参考になると思います。化粧品が、厚さ0.1mmに満たない角層よりも深く浸透するかのような印象を与える広告表現を、日本化粧品工業連合会は不適切としています。

鍵を握る化粧品の数と擦る回数
 乾燥を何とかしたくて化粧水や乳液、クリーム等を塗り重ねそのたびに皮膚を擦り、それらを落としたくて過剰な洗浄を続け悪循環から抜け出せないことが少なくない、と女性の医学専門家は指摘しています。その解決策として、化粧品の数を減らし皮膚を擦る回数を減らすことを強調しています。
 女性の顔の肌トラブルには、クリームなどで擦ったり、リフトアップを期待したマッサージが関わっているとするのが専門家の共通した意見です。しかし、再現性の実証がなされていないなどの理由から一般に伝えられることはありません。

それでも繰り返すときは
 とにかく、皮膚科に行くような症状が起きなければよいのです。気になる化粧品があったら肘の内側に毎日7日間塗り、赤くなったらスマホに撮って皮膚科を受診して下さい。同じことが、顔に起こったのかもしれません。

2020-08-09 16:47:17

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帯状疱疹の予防ワクチン

 帯状疱疹は80歳までに3人に1人がかかる、神経痛を残しやすい病気です。高齢になるほど症状が激しくなり、50才以上で2割の方に神経痛が3か月以上続きます。しかし、2016年にワクチンが使えるようになり、帯状疱疹は予防できる病気になりました(帯状疱疹ワクチンの導入について 国立感染症研究所)。
 予防に勝る治療は無い、との考えが医学界にはあります。予防ワクチンを打つと帯状疱疹になりにくくなり、なっても症状は軽く神経痛の発生率も半減します。このワクチンの恩恵には既に多くの人があずかっており、日本に先立つ2006年からアメリカでは使われています。安全性は高く、帯状疱疹のワクチンは、1歳になると全ての子が打っている水ぼうそうのワクチンと同じものです。効果と安全性の高さより、専門家は60歳以上の方への接種を勧めています。

◆ ワクチンを打てる方
  50歳以上の方。ステロイドや免疫抑制剤を飲んでいる方は打てません(この様な方も打てるワクチンが別に承認されました)。
◆ 効果
  帯状疱疹の発症率は半減し、発症しても症状は軽く済みます。
  3か月以上続く痛みの発症率は、6割以上減ります。
  効果は10年もちます。8年を越えると無くなりはしませんが、帯状疱疹の発症率を減らす効果と激しい痛みを起こしにくくする効果は多少落ちます。
◆ 副作用
  注射部位の発赤(約44%)、腫れ(約17%)。
  いずれも、インフルエンザのワクチンのように自然とひきます。
◆ 費用
  6,000円。予約不要。
◆ 公費助成
  文京区、名古屋市、大分県国東市に住民票がある方は公費助成があります。詳しくは各自治体のホームをご覧ください。


50才を過ぎたら気をつけたい帯状疱疹 阪大微生物病研究会


 

2020-07-05 07:31:25

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水いぼはプールNGだった昭和

◆ あらまし
 昭和は、小さい子の水いぼは取らないとプールに入れてもらえない時代でした。しかし、その後『自然治癒傾向があり放置してよい』との小児科学会の考え(1)が行き渡り、タオルなどを共有しなければプールに入れ、ジクジクしたりかゆみが無ければ放置し、普段通り過ごせるようになり長らく経ちます。ある園医が『治りにくいことがあってもそんなに心配することは無い。ラッシュガードの徹底までしなくてもよろしいのではないか。ビート板を介してうつる可能性はあるかもしれないが一般的に少ないと思う』と言っているように(2)、水いぼは感染してはいけない特別な病気ではありません。ましてや、お子様の水いぼがお友達にうつしうつされ迷惑をかけ合うなどという考えは、地震で動物園からライオンが逃げたというフェイクと同様決してシェアしてはいけない誤解に過ぎません。上述の園医が示唆するように、時代は、水いぼがある子も無い子と同じように、とりたてて問題にすることなく接するようになりました。
 水いぼは、肌を触れ合う集団生活を送る幼児には、一年を通じてみられます。夏にだけ、目についた水イボに負担のかかる対策を講じる意味などないのです。うつされたくなかったら、集団生活を送らぬ以外に有効な方法はなく、これが、『我が子にうつらぬよう取ってきてほしい、一緒にプールに入りたくないと言うのなら、(水イボのあるお子さんを問題にするのではなく)そうと言う親御さんのお子さんがプールに入らなければ済む話ではないか』とする、厚労省の感染症対策ガイドライン見直し検討委員も歴任した上述の園医(2)の論拠です。別の小児科医からは、『医学的に根拠のないプール禁止は人権侵害・差別とも考えられることを、学校・幼稚園・保育園・スイミングスクールの責任者には理解いただきたい』(3)とする意見も聞かれます。お二人とも、自然治癒するまでの放置が推奨されている水いぼの存在を、わざわざ診察室以外の場で指摘しても保護者を困惑させるだけで、メリットがあるとは思えないのでそっとしておくよう啓蒙しているのです。
 良かれと思い耐水性ばんそうこう等で覆ったり、見えている部分だけ水いぼを取るなどの対策を施すと、『自然治癒傾向があり放置してよい』との小児科学会の見解はないがしろにされ、感染対策を施さなければいけない病気との誤ったメッセージとして受けとめられ、それが尾ひれをつけながらあらぬ方向に一人歩きするのが問題です。例えば、 『医師からイボの除去は適切ではないと診断されたにも関わらず、園からは激しい痛みを伴う除去を求められ、除去しないと他の保護者からいわれのない非難を浴びることがあります』という自治体が公開する市民からの投稿は(4)、問題の根深さを物語っています。差別や偏見がないようにとの配慮*にもかかわらず。
*感染症にかかっている又はその疑いやおそれのある児童生徒、教職員等が差別・偏見の対象となることがないよう十分な配慮をすることも必要です(5)、児童生徒等に対する出席停止の措置等によって差別や偏見が生じることのないように十分に配慮する必要があります(6)

◆ プール禁止の公式見解は無い
 毎年夏になると、「水いぼを指摘されたが、対処する必要があるか」との相談が寄せられます。
 水いぼのためにプールを禁止する公式見解はなく(1、5-7)、小児科学会は『自然治癒傾向があり放置してよい』と明言しています(1)。プールに入る時の一定のルールは無く、多数ある場合はタオルや浮輪を共有しない(1)、水いぼを衣類、包帯、耐水性ばんそ うこう等で覆う(6)との記載も見受けられます。放置して良いのですが、麻酔のシールを貼ってピンセットで取る方法もあります。当院でも事情を抱えた保護者の方に請われて致し方なく取ることはありますが、ピンセットで取っても確実に治るとは限らず、以下の様な限界や疑問も投げかけられてきました。
 
① 水いぼを取ると治ることは経験されるが、取っても潜伏期のウイルスは残存するため期待される感染源の根絶効果は限定的である。取っても出てくることは多く、取って治るかどうかの予測はできない。(8)
② 周囲の大人が見つけた水いぼ罹患児はその一部に過ぎず、感染経路は肌を接触する小児の集団生活にあるためプールのみを禁止しても感染拡大は阻止できない(9)。
③ 取れというのは残酷(1)。なぜなら、麻酔のシールを貼って痛くなくしても、子供達は取られるという恐怖に襲われますし、取って出た血を見ても怖がるからです。また、取った跡が、へこんだ跡として残ってしまうこともあります。あるお母さんは、『自分自身、子どもの時に水いぼを取られたことが、トラウマとして残っている』と話してくださいました。『(水いぼをとらないとプールは入れないとは)理不尽だが、人質に取られているようなものなので従うほかない』と嘆いて、わが子の水いぼを取りに来たお父さんもいました。
 
◆ 多様な意見
 『自然治癒傾向があり放置してよい』(1)と小児科学会が明言する一方で、『数が少ないうちに取るのがよい』(8)と考える医師もいます。また、プールは入って構わず(7)、少ないうちに取ったほうが良いとする医師もプールは入れると唱えています。さらには、『保護者の方が取ってきてほしい、一緒に入りたくないということでしたら、その親御さんの子どもが(プールに)入らなければ済む話ではないか』(2)との意見も聞かれます。確かに言われてみると、対策を講じたために水いぼが減ったり無くなったとする医学専門家の話も、逆に対策を講じない施設で明らかに水いぼが増えたという話も耳に入ってはきません。
 このように、水いぼをめぐる医師と保護者、園からの意見はほぼ出し尽くされた感があります(1、2、8、10-13)。そこから導き出された結論は、子どもにストレスのかかるほどのプールの禁止は行き過ぎ(14)、統一見解はこれから形成される(15)とする以上に踏み込んだものはなく、水いぼは保護者と園が話し合って下さいというのが行政の立場のようです(4、14)。『水いぼのためプールに入れてもらえない』、『水いぼを指摘され困っている』という保護者の方は少なくありませんが、医療機関は個別のケースごとに保護者の方の後ろ盾になり、プールにいれてもらえるよう、あるいは自然に治るまでそっとしてもらえるよう園との交渉を残念ながらしていません。公にできない事情を、園が抱えているかもしれないからです。

◆ 水いぼにどのように向き合うか
 感染症ではあるが自然に治り、ウイルスがうつってから症状となって気がつくまで何週間も何か月もかかり、見つけた発疹が感染源の大半を占めるとも考えられず、感染経路を絶つ有効な方法もない水いぼに、私達はどのように向き合ったら良いのでしょうか。水いぼの次に揚げるような性格、
① 早期に取っても、特に範囲が広いと新しく出てくる傾向がある
② 自然治癒までの期間は多くの場合医療機関受診後、数週間から1年程度と一定しない。
③ イソジンを塗ると治ることがある。 
は以前より知られていますし、園医がプールは禁止しないと明言しうまくいっている地域もあるようです(7)。中には、うつる病気と聞いて様々な誤解や不安を抱く方もいらっしゃるかもしれませんので、周囲の人全てが納得する解決策を診察室の中だけで打ち出すのはそもそも困難です(15、16)。ですから、解決の糸口をつかむには社会で話し合うこと(14、16)も大切ではないかと感じます。

◆ 水いぼも、感染してはいけない病気ではないと考えられるのではないでしょうか
 水いぼは、ウイルスが原因の感染症で治療法と予防法は確立されていません。しかし、自然と治り、感染してもインフルエンザのような激しい症状は出ません。このような、 乳幼児の集団生活施設において現実的な感染対策が無く、軽い症状だけで治ってしまう多くの人がかかる感染症に手足口病があります。手足口病について、厚労省は「感染してはいけない特別な病気ではない」とホームページに公開しています(17)。水いぼも、感染してはいけない病気ではないと捉えられるのではないでしょうか。


Blog:『水イボを、みてもらってください』と言われました。


 参考文献・出典
 8.みずいぼ 日本小児皮膚科学会 2016年12月アクセス
 9.新潟県小児科医会 2016年8月アクセス
10.地域における幼稚園、保育園の伝染性軟属腫への対応と地区医師会の取り組みについて:日本臨床皮膚科医会雑誌:31(3)、401-408、2014.
11.
水いぼが止まらない:YOMIURI ONLINE、発言小町、2016年12月アクセス
12.子供の水いぼ、プールについて:YOMIURI ONLINE、発言小町、2016年12月アクセス
13.水いぼ、どうしたらいい?:朝日新聞デジタル apital、2016年12月アクセス
14.厚生省保育課(要原典)
15.委員会報告「学校感染症 第三種 その他の感染症:皮膚の学校感染症とプールに関する統一見解に関する解説」に関する質問に対する回答:日本皮膚科学会雑誌:125(10)、1919、2015.
16.
水いぼ摘除の前に考えるべきこと 日本小児科医会乳幼児学校保健委員会委員長に聞く 2019年7月アクセス
17.手足口病に関するQ&A:厚生労働省、2020年7月アクセス


 

 
 

2020-06-14 19:13:00

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『水イボを、みてもらってきてください』と言われました

小児科学会は”自然に治るので放置してよい”
 『(水いぼが)うつるものかどうか、水遊びができるよう、みてもらってきてください』とほのめかされたが、どうしたらよいかと相談を受けることがあります。水いぼはウイルスが原因で、幼児が集団で生活すると知らずにうつし合っている、あっても何か月も気づかないこともある、誰でもかかりうるごくありふれた症状です。原因ウイルスに効く薬は無く、『自然治癒傾向があり放置してよい』と小児科学会が言うように、一時的に数が増えても自然と治るのを数か月から1年前後かけて待ちます。

皮膚科学会は”プールOK”
 水いぼがあっても、プールは入れるとする公式見解があります。しかし、実際の対応は施設によって異なり、何も言われないところから、取らないと水遊びができなかったり、プールに入れてもらえないところまであります。様々な相談を受けますが、ある園医が『治りにくいことがあってもそんなに心配することは無い』と言っているように、水いぼは感染してはいけない特別な病気ではありません。ましてや、お子様の水いぼがお友達にうつしうつされ迷惑をかけ合うなどという考えは、地震で動物園からライオンが逃げたというフェイクと同様決してシェアしてはいけない誤解に過ぎません。上述の園医が示唆するように、水いぼがある子も無い子と同じように、とりたてて問題にすることなく接する時代になりました。

それでもなる、納得できない雰囲気
 事の始まりは、園で、『水いぼがあると困る』と感じるニュアンスのこと(もう限界です、今年はプールは無理だね)を言われます。そこで病院に行くと医師は、『放置してよい』と何の役にも立たないこと言うので困り果てるというわけです。これを解決するには防水テープを貼ればよいのか、ラッシュガードを着ればよいのか、取らないと駄目なのか、おかしいとは思いますが親が園に忖度する以外ありません。
 このようなおかしなことが起こる背景には、あってはならぬことですが、我が子に水いぼがうつらぬよう厳格な感染対策が必要との根拠のない誤解があります。そのため園としては、保護者から苦情が来ないよう対策を講ぜざるを得ないのではないかと思われます。『水いぼのためプールに入れてもらえない』、『水いぼを指摘され困っている』という保護者の方は少なくありませんが、医療機関は個別のケースごとに保護者の方の後ろ盾になり、プールにいれてもらえるよう、あるいは自然に治るまでそっとしてもらえるよう園との交渉を残念ながらしていません。公にできない事情を、園が抱えているかもしれないからです。

医師と行政が手をこまねく問題のありか
 このような事態の収拾を図ろうと、厚労省の感染症対策ガイドライン見直し検討委員も歴任した上述の園医は、『保護者の方が水いぼは取ってきてほしい、一緒にプールに入りたくないということなら、その親御さんの子どもが(プールに)入らなければ済む話ではないか。ラッシュガードを徹底する保育園もあるが、そこまでやらなくてもよろしいのではないか。ビート板を介してうつる可能性はあるかもしれないが、一般的に少ないと思う』と発言しています。別の小児科医からは、『医学的に根拠のないプール禁止は人権侵害・差別とも考えられることを、学校・幼稚園・保育園・スイミングスクールの責任者には理解いただきたい』とする意見も聞かれます。お二人とも、自然治癒するまでの放置が推奨されている水いぼの存在を、わざわざ診察室以外の場で指摘しても保護者を困惑させるだけで、メリットがあるとは思えないのでそっとしておくよう啓蒙しているのです。
 良かれと思い、耐水性ばんそうこう等で覆ったり、見えている部分だけ水いぼを取るなどの対策を施すと、『自然治癒傾向があり放置してよい』との小児科学会の見解はないがしろにされ、症状のある人に感染対策を施さなければいけない病気との誤ったメッセージとして受けとめられ、それが尾ひれをつけながらあらぬ方向に一人歩きするのが問題です。例えば、 『医師からイボの除去は適切ではないと診断されたにも関わらず、園からは激しい痛みを伴う除去を求められています。医師の診断に従い除去しなかった子どもたちやその家族は、他の保護者たちからいわれのない非難を浴びることがあります』という自治体が公開する市民からの投稿は、問題の根深さを物語っています。差別や偏見がないようにとの配慮*にもかかわらず。
*児童生徒等に対する出席停止の措置等によって差別や偏見が生じることのないように十分に配慮する必要があります(厚生労働省:保育所における感染症対策ガイドライン、2018)、感染症にかかっている又はその疑いやおそれのある児童生徒、教職員等が差別・偏見の対象となることがないよう十分な配慮をすることも必要です(公益財団法人 日本学校保健会:学校において予防すべき感染症の解説、2018

水いぼも、感染してはいけない病気ではないと考えられるのではないでしょうか
 水いぼは、ウイルスが原因の感染症で治療法と予防法は確立されていません。しかし、自然と治り、感染してもインフルエンザのような激しい症状は出ません。このような、乳幼児の集団生活施設において現実的な感染対策が無く、軽い症状だけで治ってしまう多くの人がかかる感染症に手足口病があります。手足口病について、厚労省は「感染してはいけない特別な病気ではない」とホームページに公開しています。水いぼも、感染してはいけない病気ではないと捉えられるのではないでしょうか。

プールNGだった時代が今に伝える教訓
 水いぼは取らないと水遊びをさせてもらえなかった時代がありました。今でも、事情により保護者が取ると決めた場合は、麻酔のテープを貼って当院では仕方なく取っています。しかし、取っても目に見えないウイルスがいて、しばらくするとまた出てくることがほとんどですし、大きいから、何か月も消えないから健康のため取った方が良いということもありません。麻酔テープを使っても痛みが全く無くなるわけではなく、恐怖感も手伝って結局は『怖い、おうちに帰ろう』と泣き叫ぶことが少なくありません。服に覆われていないところは取るよう言われてのことなのでしょうが、お顔はお願いされても取っていません。
 最近は減りましたが、どこの病院に行っても治らず、水遊びをさせてもらえずひと夏を過ごす子供を抱えて、何とかならないかと夫婦であるいは祖母と一緒に来院されるご家族を、私を含め多くの医師は毎年夏になると診察してきました。言われなく疎外され、医者をはじめ回りの誰も手を差し伸べず、さぞかし寂しい思いをさせたはずです。そのつもりが無くても、結果的に水いぼのある方に無用な負担を強いるのは、もう終わりにしたいものです。

正論は沈黙し、不安が曲論に拍車をかける
 いつまでも決め手に欠く方法の不毛な議論が、それも人目にさらされる夏の間に限って繰り返されるのは、うつることに対する根拠のない不安と誤解に振り回されているだけなことに、そろそろ社会は気づくべきです。水いぼを覆ったりプール禁止にしても効果は無く、毎年新たに水いぼになる子がいたことは医師も保育者も良く知っています。取ると減って気が楽になりますが、多くの場合しばらくすると別のところに新しく出てきます。ハトムギで治ったとおっしゃるお母さんが見せてくださったことがありますが、気づかないだけで他の場所に新たにできており治っていませんでした(ハトムギは水いぼに効能・効果はなく、当院は処方していません)。水イボへの有効性が科学的に証明された方法はなく、お勧めできる確実な方法は初めからなく、幼児が集団生活を送れば感染は避けられないのです。

 

2020-06-14 19:12:41

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痛みを繰り返すしこり、化膿性汗腺炎

 脇の下や股、お尻、女性では胸の同じところに、何年にもわたって繰り返す痛いしこりです。ニキビのような小さなプツで始まり、しこりとなり時々痛くなりながら時間をかけて大きくなります。最初はおできと区別がつきませんが、おできと異なり化膿止めの抗生物質や痛み止めの飲み薬がそれ程効かない、激しく腫れてもないのに夜眠れないくらい痛む、切って膿を出しても良くなり切らないといった特徴があります。
 病名に化膿という言葉がついていますが原因は菌ではなく、化膿に似た腫れを起こしやすい毛穴の性格や、体格などが影響していると考えられています。したがって、化膿止めを塗ったり飲んだりしますが、オデキのように1、2回飲むと良く効いてすぐに楽になるとは限りません。ロキソニンなどを飲んでも辛い痛みには強めの痛み止めを処方したり、ブヨブヨしていれば刺したり小さく切って膿を出した後に炎症止めのステロイドを流し込むこともあります。1回の受診で解決し満足できるようになることは少なく、負担の少ない治療から始めその効果をみながら、どうするのがよさそうか医師が提案しますのでそのたびごとに患者さんに選んでいただくことが多いです。このような治療をしてもなかなか治らず繰り返し、初期には診断がはっきりさせられないこともあるため、病院を転々とする人が少なくありません。
 複数のしこりがつながって大きくなったり、膿がしょっちゅう出る場合は手術や腕にする別の種類の注射が有効です。手術は、まとまった休みのとれるときに入院してやります。この注射は1週間に1回打ち、自宅でも出来ます。このような治療をお考えの方には、やっている医療機関を紹介しています。
 欧米ではご家族に似た症状のある方がいらっしゃいますが、日本ではご家族に何人もみられることは極めてまれです。

化膿性汗腺炎 簡単セルフチェック

2019-10-10 12:46:13

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予約制で待ち時間は解決しないのか

 待たずに診察できる予約制は魅力的ですが、解決困難な数々の問題がつきまとうため、多くの医療機関が導入にこぎつけない現状があります。
 まず、予約時間通り診察が進まないことが常態化します。診察してみないと、どれだけ時間のかかる病気か分かりませんし、同じ病気でも詳しい説明を求める方もいらっしゃいます。『次の方がお待ちですので、今日の診察はこれで切り上げます』とはいきません。予約枠が一杯になると、一週間後の予約がとれずずっと先になってしまうとか、急に激しい痛みやかゆみを生じても当日診てもらえず、予約がとれるのは何日も先といったことも起こります。約束の時間に呼ばれない、予約がないと診てもらえないのか、という苦情で受付の職員は疲弊してしまいます。
 また、お年寄りに予約制は不評です。電話やインターネットを使って予約をとる操作に、不慣れだからです。一人でお住まいの認知症の方は少なくなく、今後増えることが予想されます。
 予約制が機能しない原因は、医療制度にあります。最高でも3割払うだけで誰でも同じ医療が受けられる国民皆保険、誰でもどこの病院でも診てもらえるフリーアクセス制、来院した患者さんを病院の都合で拒んではいけない応召の義務などです。外国人が聞いたら夢のような日本の医療の特長と、待たずに受けられる医療サービスの両立は極めて困難で、古くは『3時間待ちの3分診療』といわれ社会問題にもなりました。このため、病院を機能別にする試みがなされ、最近では大病院は紹介状が必要となりましたが、それでも混雑は緩和されないようです。開業医も専門医と家庭医に分けようとする意見がありますが、実現には数々の課題があると聞きます。
 医師なら誰でも、待ち時間にはトラウマがあります。患者からは「いつまで待たせる気か」と怒鳴られ、看護師からは「時間をかけずにさっさと診察して下さい」と急かされ、病院によっては経営者から「待ち時間は短く苦情の来ないように、患者数を増やして売り上げを増やすように」と責められてきたからです。

2019-09-22 18:32:57

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殺虫剤が効かなくなったトコジラミ

 普通の殺虫剤が効かなくなったトコジラミが、知らずに旅行者のカバンなどについて広がり問題になっています。かゆい発疹がトコジラミかどうかは、虫を捕まえたり糞を家の中で見つけることが大切で、かゆい発疹をみただけでは専門家でもはっきりさせるのは困難です。
 トコジラミは昼間は物陰に潜んでいますので、写真1)にあるように寝室の天井から床下まで丁寧に調べます。畳や絨毯はめくり、ベッドは敷マットと枠組みの特に頭の部分をよく調べます2, 3)。ベッドが接触していれば壁も調べ、さらに一日中暗い、テレビの下、本棚、本、タンスの引き出しの裏側の隅、壁に貼ってあるカレンダーや額縁の裏側、剥がれた壁紙の裏側、天井板の継ぎ目などからも糞や生虫が見つかることがあります2, 3)。家具は移動して、探します2)
 また、夜寝てから人を刺しに出てきた虫を捕まえるのも確実です。ベッドに入り部屋の電気を消して20~30分してから起きて、ベッドの上を這う虫を捕まえ、袋にいれた虫を持って皮膚科を受診します。
 このようにしてトコジラミを見つけたら、東京都は専門業者に見てもらい駆除するよう勧めています3)。トコジラミの隠れ家を漏れなく見つけ出しての駆除は、素人には的確にできない恐れがあるからです4)。代表的な業者に、シー・アイ・シーがあります。ご家庭で駆除をする場合は、最近のトコジラミは従来効いていた薬が効かなくなってきていますので、トコジラミ ゴキブリ アースバルサンまちぶせスプレーといったプロボスクルまたはイミプロトリン、メトキサジアゾンの入った殺虫剤を使います。
 このように、トコジラミは見つけ出すのも駆除も厄介です。しかし、刺されても熱がでたり虫から菌が体にうつることはありませんし、トコジラミがいたからといって不潔にしていたわけでもありません。トコジラミは夜寝ている人を刺し、刺された時に痛みは感じません。一番最初に刺されたときは痒みは出ず、刺され続けていると体が反応してかゆみを感じるようになります。

火の付いたようなかゆみの荒波が… 米国発「南京虫」被害が国内で急増中 Aera dot.
 

       
      マンションにお住まいの患者さんが捕まえたトコジラミ
      小さいゴキブリに似ています シラミではなくカメムシの仲間です

1) 公益社団法人日本ペストコントロール協会:衛生動物に関する最近の動向:2018年1月アクセス.

2019-06-25 08:44:45

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ヘルペスを感じたら薬を飲む、PIT: Patient initiated therapy

 繰り返すヘルペスは、早目の飲み薬が効きます。ウイルスの増殖は水ぶくれになる前に既に始まっており、膿やかさぶたになったらピークは過ぎているからです。薬は早ければその分よく効きますので、出そうだなと感じたらすぐ飲めるよう、あらかじめ薬を出せるようになっています。もらった薬は普段から持ち歩き、来るなと感じたらすぐに飲みます。そして、その半日後にもう1回飲むだけでヘルペスが出ないで済みます。あるいは軽くて済みます。気がついたときには既に出ているという方も、すぐ飲めば軽くて済み便利です。ヘルペスが繰り返す場所は問いません。口のヘルペスでも性器ヘルペスでも、同じように効きます。この飲み方はPatient initiated therapy:PITと呼ばれ、海外では何十年も前から行われてきました。
 この治療でも、繰り返さなくすることは残念ながらできません。薬はその時々のウイルスの増殖は抑えますが、潜んでいるウイルスを根絶させる作用はないからです。このため、飲んだら次の分を補充しておく必要があります。月2回繰り返すことがある場合は、その旨医師にお伝えください。
 いつものヘルペスが診察時に出ていたら、今すぐ飲む分と、次回再発時に飲む分の両方の薬を処方できます。薬を出してもらうには、単純ヘルペスに間違いないという診察した医師の判断が必要です。『口が痛くなりネットに出ているヘルペスに似ている』とか、『人からヘルペスだと言われた』というお話しだけでは薬は出せません。それが単純ヘルペスと限らないからです。

単純ヘルペスについて詳しくはこちら

2019-04-06 08:47:26

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アトピーの注射 デュピルマブ(デュピクセント)

【よく効くのに内臓への負担がない】 注射のデュピルマブ(デュピクセント)は、 激しいかゆみと激しい発疹を速やかに良くします。最初打つと3日目から楽になり始め、2週間ごとに注射を続けると、4か月の時点で発疹が1割まで減る人は4割弱。優れた効果に加え注射なのに肌がしっとりし、内臓への負担や抵抗力を落とす副作用がないのも特長です。15才から使え、未成年の方は保護者とご一緒に受診してください。注意する点としては、喘息治療中の方は、注射開始後一時的に喘息の症状が無くなっても内科受診を止めずに続ける必要があります。また、注射を始めて何か月もたってから結膜炎になることがあります。多くは一時的な目のむずがゆさ程度の軽さですが、まれに目が赤くなりゴロゴロし眼科にかかっても何週間も治らないこともあります。
最初の1回でぐんと良くなり、2回目はそれ程良くならず、3回目は『これ以上良くならない』と感じる効き方をします。良くならない部分は、ステロイドとタクロリムスの塗り薬を使い分けて治します。

【よく効くが対症療法】 良く効きますが、対症療法であり病気を根本から治す薬ではありません。このため、2割の皮疹は良くなり切らず、塗り薬の併用が必須です。

【注射を打てる条件】 注射を打つには、顔や首あるいはある程度の範囲に激しい皮疹があり、適切な外用療法が施されているといった皮膚科学的要件を満たす必要があります。このような条件を満たさないと、激しい症状があっても受診当日に注射を打てず、条件が満たされるのを待って後日注射をすることもあります。
厚生労働省の最適使用推進ガイドラインに従い、日本皮膚科学会のガイドラインに準拠した標準治療を受けていることが必須です。提供されていない場合は、標準治療をご説明しますので、その旨をお申し付けください。

【受診当日に用意するもの】 塗っている薬の名前が分かるものをお持ちください。薬手帳、薬局でもらった説明書、無ければ今あるチューブや容器でも結構です。予約は不要で、条件を満たせば受診当日に注射しています。注射ができるかどうかなど、電話でのお問い合わせにはあいにく応じておりません。​

【注射は痛いか】 思ったほど痛くなかったという人が多く、痛むときには教えてもらい、もっとゆっくり注射すると楽になります。冷蔵庫から出してすぐ注射するのと、室温に戻してからと何人かの人で比べたら、痛さは同じとほとんど方が答えましたので温度は痛さにそれほど影響しないようです(注射を室温に戻してから打ってもらいたい方は、診察券を受付に出すときにその旨お伝えください)。インフルエンザの予防接種と同じくらいの痛さだと思いますが、薬の量が多いので打っている時間は長いです。多くの人は腕に打ちますが、おへその回りが良いという人や、太ももが良いという人もいます。打つ場所はこの3か所と決まっています。

【高額な薬代】 費用は、2週ごとの注射代は3割負担の方で1回約2万円、初回のみ2倍の量を投与するため約4万円かかります。ご加入の健康保険によっては、付加給付により自己負担額の一部が戻ってきます(詳しくはこちらをご覧ください)。カードはあいにく扱っておらず、お支払いは現金のみです。

【注射はいつまで打つか 始めた高い注射を止めるため、2週ごとに注射し薬も塗って下さい】 2週間毎の注射と全身の塗り薬を6か月間続けたら注射を止めるか検討しましょうと、厚生労働省の最適使用推進ガイドラインにあります。一旦やめても再開できますし、再開してもそれまでの注射は無駄にはなりません。注射を止めるには、楽になっても2週間の注射間隔を空けず、良くなっても以前発疹のあったところにはタクロリムスを、残りの部分は保湿剤を全身に塗り続ける必要があります。良くなってもそれは見かけだけで炎症は潜在し残っていますので、注射の間隔を空けたり薬を塗らないと止めると出てきます。
 注射をする前より楽だからといって注射の間隔を3週間や1か月に1回に延ばしたり、かゆくないからといって良くなったところに薬を塗らないと、いつまでたっても注射を止められずに高いお金を払い続けることになります。実際、2週毎に注射だけを1年続けても徐々に良くはなりきらず、2割の皮疹は残ったままです。
 このように、(およそ)2週間の注射間隔と適切に薬を塗るというのが、保険が支払われる条件と定められています。辛い時だけ薬を打ったり塗り薬を適切に使わないと、支払基金は保険負担分を支払わず治療は続けられません。

【自己注射による治療の効率化】 ご自身や家族が自宅で注射する自己注射により、通院頻度を減らせるため多くの方が活用しています。診察室でできるまで練習し、必要な資材は無料で提供します。自己注射の開始時期は医師が判断し、塗り薬により発疹がほどんど良くなった頃が目安です。注射は処方箋を使って調剤薬局で受け取り、注射薬は専用の保冷バッグにいれて持ち帰ります。このとき、調剤薬局は一旦取り寄せると返品できない注射を、患者さんが取りに来ず損失となることを恐れますので、行きつけの調剤薬局に取り寄せてもらえることを事前にご自身でご確認下さい。塗り薬は、2か月もつだけの量を処方します。
 受け取った注射は冷蔵庫で保管しますが、常温で長期間放置しない限り効果は失われないようです。建物の点検などで停電が予定される際は、念のため保冷剤で冷やしておいて下さい。一旦受け取った薬剤の返品は、天災を含め理由の如何にかかわらずお受けできませんことを予めご了承ください。

【病院をかえるときは紹介状をご用意しています】 引っ越しなどで別の病院でデュピルマブ(デュピクセント)を継続する際は、診療情報提供書(いわゆる紹介状)を当院では書いています。次かかる病院が、薬代を保険請求するのに『投与開始時の、治療要件と疾患活動性の数値』を必要とするからです。

【デュピルマブ(デュピクセント)ほど高くない、激しい症状用の飲み薬】 1週間約1,500円とより手ごろなシクロスポリンも、塗り薬で良くならない辛い症状に効果があります。3~5日飲むと効果が実感できますので、その後は毎日飲むことも、悪い時だけ飲むこともできます。副作用として腎臓への負担と高血圧がありますが、40歳代までの方が数週間飲んで副作用が出ることはまずありません。また、菌への抵抗力は弱める方に働きますので、風邪気味だったり体調が悪い時には止めてください。このようなときに飲み続けると、突然38℃の熱が出たりします。毎日3か月連続して飲んだら2週間休むよう勧められています。飲み薬のシクロスポリンから注射のデュピルマブ(デュピクセント)に変えることも、その逆もできます。

● アトピーについて詳しくはこちら

アトピー性皮膚炎に10年ぶりの新薬 その実力は? 日経ヘルスUP

アトピー性皮膚炎は注射でかゆみを劇的に軽減 10年ぶり「新薬」の実力とは? Aera.dot

難治アトピーに初のバイオ医薬品 適切な治療法、改善への第一歩 産経新聞

アトピー新薬の効果高いが…未来を変えるアンメット・メディカル・ニーズ最前線 日経ヘルスUP

アトピーと生きるということ 「心の持ちよう」という薬(生後2か月からアトピーの記者の手記) 朝日新聞

アトピー新薬を記者が使う 生活は改善も高い注射代 日経スタイル
 

2019-02-20 16:00:27

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りんご病とは

 りんご病は、子どものほっぺたや腕の外側や、お尻から太ももが赤くなる病気です。原因はウイルスですが、赤くなった時にはかかってから時間がたち治り、ウイルスはもはや体から出ていません。人にはうつらないため、りんご病でも幼稚園や保育園に通えます。保育園や幼稚園を管轄する厚生労働者や文部科学省が、そう言っています。元気なら、家で過ごすなど隔離する意味はありません。
 りんご病になる前、ウイルスに感染したときに熱が出る人もいますが、全く症状が出ないこともあります。また、ウイルスに感染してもリンゴ病にならないこともあります。このように、元気な人でもりんご病のウイルスを出していることがあり、インフルエンザと違い誰がウイルスに感染しているかは分かりません。手洗いを心がけ、妊婦さんは子どもの送迎時等に感染防止策を講じます。

保育所における感染症対策ガイドライン 2018 年改訂版、厚生労働省、P55
日本学校保険協会 学校において予防すべき感染症の解説、日本学校保健会、P53
学校、幼稚園、保育所において予防すべき感染症の解説、日本小児科学会、P26   
伝染性紅斑がはやっています 東京都感染情報センター 2018年11月
りんご病 東京都子供医療ガイド
伝染性紅斑とは 国立感染症研究所

2019-01-16 21:41:35

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