京急蒲田駅直結の皮膚科、たけうち皮フ科クリニック

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皮膚科医療ブログ

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単純ヘルペスの薬の新しい飲み方

繰り返すヘルペスは、早目の飲み薬が効きます。水ぶくれになった時には、ウイルスの増殖のピークは過ぎているからです。そのため、出そうだなと思ったらすぐに飲めるよう、あらかじめ薬を出せるようになっています。もらった薬は普段から持ち歩き、来るなと感じたらすぐに飲みます。そして、その半日後にもう1回飲むだけでヘルペスが出ないで済みます。あるいは軽くて済みます。気がついたときには既に出ているという方も、すぐ飲めば軽くて済み便利です。ヘルペスが繰り返す場所は問いません。この飲み方はPatient initiated therapy:PITと呼ばれ、海外では何十年も前から行われてきました。薬を出してもらうには、単純ヘルペスに間違いないという医師の診察が必要です。『口が痛くなりヘルペスに似ていたので、薬を出してもらいたい』というお話しだけでは、それが単純ヘルペスと限らないからです。

2019-04-06 08:47:26

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『水イボを、みてもらってきてください』と言われまし

 『(水いぼが)うつるものかどうか、水遊びができるよう、みてもらってきてください』とほのめかされたが、どうしたらよいかと相談を受けることがあります。水いぼはウイルスが原因で、幼児が集団で生活すると知らずにうつし合っている、あっても何か月も気づかないこともある、誰でもかかりうるごくありふれた症状です。原因ウイルスに効く薬は無いため、一時的に数が増えても自然と治るのを数か月から1年前後かけて待ちます。水いぼがあってもプールは入れるとする公式見解がありますし、小児科学会は『自然治癒傾向があり放置してよい』としていますが、実際の対応は施設によって異なり、何も言われないところから、取らないと水遊びができなかったり、プールに入れてもらえないところまであります。様々な相談を受けますが、ある園医が『治りにくいことがあってもそんなに心配することは無い』と言っているように、水いぼは感染してはいけない特別な病気ではありません。ましてや、お子様の水いぼがお友達にうつしうつされ迷惑をかけ合うなどという考えは、地震で動物園からライオンが逃げたというfake newsのような決して同調してはならない誤解に過ぎません。そのような誤解は、医学や公衆衛生学が進歩し、洗練された道徳と高い倫理感が社会に行き渡った今日にあろうはずなどないのです。
 事の始まりは園で、『水いぼがあると困る』と感じるニュアンスのことを言われ、『水遊びができるようにこうして下さい』とは言われないのでどうしたらよいか病院に聞きに行きます。しかし、医師は『放置してよい』と何の役にも立たないこと言うので、親は困り果てるというわけです。これを解決するには防水テープを貼ればよいのか、ラッシュガードを着ればよいのか、取らないと駄目なのか、おかしいとは思いますが親が園に忖度する以外ありません。
 このようなおかしなことが起こる背景には、あってはならぬことですが、我が子に水いぼがうつらぬよう厳格な感染対策が必要との根拠のない誤解があります。そのため園としては、他の保護者から苦情が来ない対策を講じることを最優先課題にせざるを得ないのです。保護者をなだめる辛い立場に保育者はあるのです。そして賢明なるsilent majorityである多くの保護者は、不条理と感じながら波風をたてぬよう言われたことに従っているのです。このような事態収拾を図ろうと、厚労省の感染症対策ガイドライン見直し検討委員も歴任した上述の園医は、『保護者の方が水いぼは取ってきてほしい、一緒にプールに入りたくないということなら、その親御さんの子どもが(プールに)入らなければ済む話ではないか。ラッシュガードを徹底する保育園もあるが、そこまでやらなくてもよろしいのではないか。ビート板を介してうつる可能性はあるかもしれないが、一般的に少ないと思う』と発言しています。全くもってその通りとしか、お答えのしようがありません。
 過去には水いぼは取らないと水遊びをさせてもらえなかった時代があり、今でも事情により保護者が取ると決めた場合は、麻酔のテープを貼って当院では取っています(お顔はお願いされても取っていません)。ただし、当時も、『肌から血が出る様な可哀想なことはことはさせたくない』とする親御さんは多かったように思えます。最近は減りましたが、どこの病院に行っても治らず、水遊びをさせてもらえずひと夏を過ごす子供を抱えて、何とかならないかと夫婦であるいは祖母と一緒に来院される方を、私は毎年夏になると診察してきました。
 水いぼは放置して良いにもかかわらず、今に至るまでその対応は医師や園、時代により異なり変わってきました。肌の触れ合うのが前提の幼児の集団生活において、水いぼを取ったりプールの時だけ覆って隠してみたが新たに水いぼになる子がいたため、感染防止効果のはっきりした、自信をもって勧められる方法がないことは医師も保育者も良く知っています。それなのに、決め手に欠く方法の不毛な議論が続いているのは、うつることに対する根拠のない不安と誤解に振り回されているだけなことに間違いありません。うつると問題視するのが、人目にさらされる夏の間に限られるのも誤解の現れです。水いぼは集団生活を送れば避けられず、病院で数少ないうちに取らなかったからなったのではなく、ましてや園に責任があろうはずなどないのです。
 『水いぼがあるとプールに入れないのですか』と疑問を抱く保護者の方は少なくなく、ごもっともではありますが、残念ながら医療機関として個別のケースごとに保護者の方の後ろ盾になり、プールにいれてもらえるよう園と交渉はしていません。園が、公にはできない上述のような事情をかかえているかもしれないからです。
 

2019-03-24 09:24:29

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アトピーの注射 デュピルマブ

 アトピーの注射デュピルマブは、 激しいかゆみと全身の発疹を速やかに良くする新しい注射です。最初打つと3日目から楽になり始め、4か月の時点で発疹が1割まで減る人は4割弱。注射なのに肌がしっとりし、内臓への負担や抵抗力を落とす副作用がないのも特長です。2週ごとの注射代は、3割負担の方で1回約2万5千円。ご加入の健康保険によっては、付加給付により月の自己負担額が2万円から2万5千円で済みます。この注射を受けるには顔や首またはある程度の範囲に激しい皮疹がある皮膚科学的条件を満たす必要があり、15才から使えます(未成年は要保護者同伴)。良く効きますが2割の皮疹は良くなり切らないため、塗り薬の併用も必須条件です(※ 詳しくは文末の補足をお読み下さい)。注意する点としては、喘息治療中の方は、注射開始後一時的に喘息の症状が無くなっても内科受診を止めずに続ける必要があります。また、一時的に結膜炎になることがありますが、目薬で治る程度の軽さです。初回のみ2倍の量を投与するため、3割負担で約5万円かかります。現金のみのお支払いで、あいにくカードは扱っていません。
 費用の折り合いがつかなければ、1週間約1,500円とより手ごろな飲み薬のシクロスポリンが、同じくらい効きます。3~5日飲むと効果が実感できますので、その後は毎日飲むことも、悪い時だけ飲むこともできます。副作用として腎臓への負担と高血圧がありますが、40歳代までの方が数週間飲んで副作用が出ることはまずありません。毎日3か月連続して飲んだら2週間休むよう勧められています。飲み薬のシクロスポリンから注射のデュピルマブに変えることも、その逆もできます。
 現在開発中のアトピーの薬は、全世界で70あると言われています。そのうちの一つの塗り薬は、治りにくい発疹の7割が僅か4週で良くなり、現在申請中ですので近々使えるようになると期待されています。
 アトピーについて詳しくはこちら

 1年間で支払った医療費の総額が10万円(総所得金額が200万円未満の方は総所得金額の5%)を超えると、医療費の控除が確定申告をすると受けられます。確定申告には領収書が必要で、再交付できませんので無くさないようにしてください。詳しくは、最寄りの税務署にお尋ねください。

※ 補足 日本皮膚科学会のガイドラインに準拠した、標準治療を受けていることが必須です(厚生労働省の最適使用推進ガイドラインをご参照ください)。提供されていない場合はご説明しますので、標準治療を理解していることが必要です。最初の1回でぐんと良くなり、2回目はそれ程良くならず、3回目は『これ以上良くなりません』と感じる効き方をし、良くならない部分はステロイドとタクロリムスを使い分けて治します。

2019-02-20 16:00:27

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水いぼはプールNGだった昭和

◆ はじめに
 昭和は、小さい子の水いぼは取らないとプールに入れてもらえない時代でした。しかし、その後『水いぼはタオルなどを共有しなければプールに入れ、ジクジクしたりかゆみが無ければ放置し、自然と治るの待てばよい』との学会の考えが行き渡り、普段通り過ごせるようになり長らく経ちます。プールに入れないなどの特段の予防対策は今となってみれば始めから必要なく、昭和の親御さんを惑わした水いぼ対策は、時代の移ろいとともに朽ち果てもはや過去の遺残となりました。ある園医が『治りにくいことがあってもそんなに心配することは無い』と言っているように、水いぼは感染してはいけない特別な病気ではありません。ましてや、お子様の水いぼがお友達にうつしうつされ迷惑をかけ合うなどという考えは、地震で動物園からライオンが逃げたというfake newsのような決して同調してはならない誤解に過ぎません。そのような誤解は、医学や公衆衛生学が進歩し、洗練された道徳と高い倫理感が社会に行き渡った今日にあろうはずなどないのです。

◆ プール禁止の公式見解は無い
 毎年夏になると、「水いぼを指摘されたが、対処する必要があるか」との相談が寄せられます。
 水いぼのためにプールを禁止する公式見解はなく(1-4, 9)、小児科学会は『自然治癒傾向があり放置してよい』と明言しています(9)。プールに入る時の一定のルールは無く、多数ある場合はタオルや浮輪を共有しない(9)、水いぼを衣類、包帯、耐水性ばんそ うこう等で覆う(2)との記載も見受けられます。放置して良いのですが、麻酔のシールを貼ってピンセットで取る方法もあります。当院でも取ることはありますが、ピンセットで取っても確実に治るとは限らず、以下の様な限界や疑問も投げかけられてきました。
 
① 水いぼを取ると治ることは経験されるが、取っても潜伏期のウイルスは残存するため期待される感染源の根絶効果は限定的である。取っても出てくることがあり、取って治るかどうかの予測はできない。
② 周囲の大人が見つけた水いぼ罹患児はその一部に過ぎず、感染経路は肌を接触する小児の集団生活にあるためプールのみを禁止しても感染拡大は阻止できない(5-6)。
③ 取れというのは恐怖を伴う(2)、残酷(7)。なぜなら、麻酔のシールを貼って痛くなくしても、子供達は取られるという恐怖に襲われますし、取って出た血を見ても怖がるからです。
 
◆ 多様な意見
 『自然治癒傾向があり放置てよい』(9, 10)と小児科学会が名言する一方で、『数が少ないうちに取るのがよい』(8)と考える医師もいます。また、プールは入って構わず(3)、少ないうちに取ったほうが良いとする医師もプールは入れると唱えています。さらには、『保護者の方が取ってきてほしい、一緒に入りたくないということでしたら、その親御さんの子どもが(プールに)入らなければいいのではないか』(7)との意見も聞かれます。確かに言われてみると、対策を講じたために水いぼが減ったり無くなったとする話も、逆に対策を講じない施設で明らかに水いぼが増えたという話も耳に入ってはきません。
 このように、水いぼをめぐる医師と保護者、園からの意見はほぼ出し尽くされた感があります(7-14)。そこから導き出された結論は、子どもにストレスのかかるほどのプールの禁止は行き過ぎ(15)、統一見解はこれから形成される(16)とする以上に踏み込んだものはなく、水いぼは当事者間で話し合って下さいというのが行政の立場のようです(15)。

◆ 水いぼにどのように向き合うか
 感染症ではあるが自然に治り、ウイルスがうつってから症状となって気がつくまで何週間も何か月もかかり、見つけた発疹が感染源の大半を占めるとも考えられず、感染経路を絶つ有効な方法もない水いぼに、私達はどのように向き合ったら良いのでしょうか。水いぼの次に揚げるような性格、
 
① 早期に取っても、特に範囲が広いと新しく出てくる傾向がある
② 自然治癒までの期間は多くの場合医療機関受診後、数週間から1年程度と一定しない。
③ イソジンを塗ると治ることがある。
 
は以前より知られていますし、園医がプールは禁止しないと明言しうまくいっている地域もあるようです(7)。中には、うつる病気と聞いて様々な誤解や不安を抱く方もいらっしゃるかもしれませんので、周囲の人全てが納得する解決策を診察室の中だけで打ち出すのはそもそも困難です(16)。ですから、解決の糸口をつかむには社会で話し合うこと(15)も大切ではないかと感じます。私は、小児科学会の『自然治癒傾向があり放置してよい。中略  ピンセットでの摘出や液体窒素での除去など、積極的に治療する考え方もある。』とする対応(9)が実状に合っていると考えています。
 水いぼは、幼児が送る集団生活の場で探せばおそらく一年中みられ、肌を触れ合うなかで知らない間にうつし合っているのです。インフルエンザの感染対策とは異なり、夏にだけ、目についた水イボに負担のかかる対策を講じるメリットは殆どないと思います。うつされたくなかったら、集団生活を送らぬ以外に有効な方法はなく、これが、『治りにくいことがあってもそんなに心配することは無い』、『我が子にうつらぬよう取ってきてほしい、一緒にプールに入りたくないと言うのなら、(水イボのあるお子さんを問題にするのではなく)その親御さんのお子さんがプールに入らなければ済む話ではないか』とする園医の考え(7)の論拠です。『ラッシュガードを徹底する保育園もあるがそこまでやらなくてもよろしいのではないか、ビート板を介してうつる可能性はあるかもしれないが一般的に少ないと思う』とのこの園医の指摘通り、これらに労力をかけても期待する効果は得られないと思います。
 子供がかっても特別視しない感染症はあります。手足口病がそれで、厚生労働省は感染してはいけない特別な病気ではない(17)と言っています。水いぼも、感染してはいけない特別な病気ではありません。

Blog:『水イボをプール/水遊びの前にみてもらってください』と言われました。


 参考文献・出典
 4.Molluscum Contagiosum: Centers for Disease Control and Prevention
 5.福井県鯖江市医師会(要原典) 2016年8月アクセス
 6.新潟県小児科医会 2016年8月アクセス
 7.財団法人母子健康協会 2016年8月アクセス
 8.みずいぼ 日本小児皮膚科学会 2016年12月アクセス
 9.学校、幼稚園、保育所において予防すべき感染症の解説 2018年改訂版、P38:日本小児科学会 2018年10月アクセス
10.北九州地区小児科医会 2017年4月アクセス
11.地域における幼稚園、保育園の伝染性軟属腫への対応と地区医師会の取り組みについて:日本臨床皮膚科医会雑誌:31(3)、401-408、2014.
12.
水いぼが止まらない:YOMIURI ONLINE、発言小町、2016年12月アクセス
13.子供の水いぼ、プールについて:YOMIURI ONLINE、発言小町、2016年12月アクセス
14.水いぼ、どうしたらいい?:朝日新聞デジタル apital、2016年12月アクセス
15.厚生省保育課(要原典)
16.委員会報告「学校感染症 第三種 その他の感染症:皮膚の学校感染症とプールに関する統一見解に関する解説」に関する質問に対する回答:日本皮膚科学会雑誌:125(10)、1919、2015.
17.
手足口病に関するQ&A:厚生労働省、2018年9月アクセス


 

 
 

2019-01-30 07:58:02

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りんご病がはやっています

 子どもにりんご病がはやっていると、東京都や国立感染症研究所が伝えています。りんご病になると、ほっぺたや腕の外側や、お尻から太ももが赤くなります。原因はウイルスですが、赤くなった時にはかかってから時間がたち治り、ウイルスはもはや体から出ていません。人にはうつらないため、りんご病でも幼稚園や保育園に通えます。保育園や幼稚園を管轄する厚生労働者や文部科学省が、そう言っています。元気なら、家で過ごすなど隔離する意味はありません。
 りんご病になる前、ウイルスに感染したときに熱が出る人もいますが、全く症状が出ないこともあります。また、ウイルスに感染してもリンゴ病にならないこともあります。このように、元気な人でもりんご病のウイルスを出していることがあり、インフルエンザと違い誰がウイルスに感染しているかは分かりません。手洗いを心がけ、妊婦さんは子どもの送迎時等に感染防止策を講じます。

保育所における感染症対策ガイドライン 2018 年改訂版、厚生労働省、P55
日本学校保険協会 学校において予防すべき感染症の解説、日本学校保健会、P53
学校、幼稚園、保育所において予防すべき感染症の解説、日本小児科学会、P26   
伝染性紅斑がはやっています 東京都感染情報センター 2018年11月
りんご病 東京都子供医療ガイド
伝染性紅斑とは 国立感染症研究所

2019-01-16 21:41:35

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アトピーを悪化させた少女のストレス

アトピーでかかった少女は、終始物分かりの良さそうな面持ちだった。一緒に診察室に入ってきたお母さんが、『なぜ治らないのか』としかりつけるような口調なのとは対照的だった。非難しているのは、病気を治せない医師の無力さとも、医学の無力さとも聞こえた。矛先を向けられた私が、たじたじになりながら病気の説明した2週間後、少女は一人でやってきた。あれ程ひどかったアトピーは、うそのように良くなっている。『今日はお母さんと一緒じゃないの』と聞くと、『お母さんとお父さん、離婚した』と短く答えた。人知れず、アトピーが悪くなるほどのストレスを一人で抱えていたのだ。それを伝えに来たのだろうか。

2018-11-07 21:40:44

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帯状疱疹の予防ワクチン

 帯状疱疹は80歳までに3人に1人がかかる、よくある病気です。この病気は痛いのが厄介で、50才以上の2割の方で痛みが3か月以上続きます。突然の激痛が1時間に何回か襲ってきたり、明け方痛みで目が覚めるのは辛い、となった人は訴えます。帯状疱疹の飲み薬はありますが、この薬を早めに飲んでも特に高齢者は激痛の発生率を減らせません。しかし、2016年にワクチンが使えるようになり、帯状疱疹は予防できる病気になりました。
 予防に勝る治療は無い、との考えが医学界にはあります。ワクチンは激痛の発生率を半減させますので、痛くなってから病院に行くより、先にワクチンを打った方が楽とも考えられます。このワクチンの恩恵には既に多くの人があずかっており、日本に先立つ2006年からアメリカでは使われています。安全性は高く、帯状疱疹のワクチンは、1歳になると全ての子が打っている水ぼうそうのワクチンと同じものです。効果と安全性の高さより、専門家は60歳以上の方への接種を勧めています。

◆ ワクチンを打てる方
  50歳以上の方。ステロイドや免疫抑制剤を飲んでいる方は打てません(この様な方も打てるワクチンが別に承認されました)。
◆ 効果
  帯状疱疹の発症率は半減し、発症しても症状は軽く済みます。
  3か月以上続く痛みの発症率は、6割以上減ります。
  効果は10年もちます。8年を越えると無くなりはしませんが、帯状疱疹の発症率を減らす効果と激しい痛みを起こしにくくする効果は多少落ちます。
◆ 副作用
  注射部位の発赤(約44%)、腫れ(約17%)。
  いずれも、インフルエンザのワクチンのように自然とひきます。
◆ 費用
  7,000円(診察代込み)。予約不要。

 帯状疱疹ワクチンの導入について 国立感染症研究所
 帯状疱疹 ワクチンで予防 日本経済新聞
 

2018-11-03 18:39:04

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屋外で薄着になる前に日焼け止めを

 屋外のレジャーで腕をまくったり、シャツを脱いだり短パンになって突然日光にさらすと、翌日に痛みや水ぶくれを伴う激しい日焼けを起こします。バーベキューや海や山、海外旅行などに行く前には、日焼け止めを塗ってください。紫外線は水を透過しますので、泳ぐときや汗をかくときには、ウオータープルーフのサンスクリーンが便利です。長袖を羽織ったり、つばのついた帽子を上手に使った遮光も有効です。
 日焼け止め(サンスクリーン)は、炎天下で長時間過ごすのなら紫外線をブロックする指標であるSPFが30、PA++程度の表示されたものを選びます。数字が大きければ1回薄く塗れば大丈夫というものではなく、薄すぎず、2~3時間毎に塗り足さないと効果は得られません。数字は大きくなるとベトベト使い心地が悪いので、大体の目安とします。日焼け止めの選び方や塗り方は、下記の環境省のマニュアルが分かりやすく参考になります。

環境省 紫外線環境保健マニュアル2008
 赤ちゃんと紫外線 P16
 日焼けしてからの手入れでは遅い P30
 日焼け止めを上手に使う P32

Blog 光老化をご存知ですか
紫外線と皮膚 しみ・シワ・日光アレルギー

  
日焼け止めを背中の上だけ塗った

2018-06-22 19:17:53

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アトピーの乳首のジクジク

 乳首のジクジクや痛い亀裂は、ほかの部位と同様にステロイドを塗って良くした後、プロトピックや保湿剤などを使います。男性はこれでうまくいきますが、女性が良くならない場合は、次のように工夫します。まず、乳頭が擦れにくくなるよう下着は2サイズ大きくします。そして、厚めのガーゼなどの中央を丸くくり抜き、空いた穴に乳首が埋まるよう当てます。洗剤のキャップで乳首を覆い、成功した人もいます。
 ジクジクは化膿ではなく、激しい炎症による浸出液です。この症状や塗り薬により、乳腺に将来にわたり影響することはありません。弱い力ながら擦れたり圧迫されることが原因ですので、そのような環境を改善するよう工夫すればよくなります。
 アトピーについて、詳しくはこちら

2018-06-04 07:18:33

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アトピーの色素沈着

 アトピーの首や肘の内側などのくすみやシミを、治った後の取れなくなった色素沈着と誤解していませんか。日焼けや火傷、ニキビの茶色い跡が1年前後かけて分からなくなるように、アトピーの褐色も塗り薬で炎症を抑えた状態を続けると徐々に良くなります。アトピーのくすみが日焼けの跡と違って自然と消えないのは、かゆみをはっきりと感じない程度の弱い炎症が持続しているから。このような弱い炎症には、タクロリムス軟膏(プロトピック軟膏®)が効果的。ずっと塗ってもステロイドの様な副作用は出ないため、半年、1年と塗り続けるとアトピーのくすみは目立たなく、分かりにくくなります。タクロリムス(プロトピック®)は全身どこにでも塗れ、まぶたはその効果を実感しやすい場所です。なぜなら、皮膚が薄く薬の吸収が良いからで、まぶたのくすみと小じわが取れて見た目すっきりします。そして、髪の毛が触れてもチクチク痛痒くなくなり、無意識に手が行かなくなります。薬の効果を得るには、厚めに広めに塗ります。薄く短期間塗っただけでは、色素沈着は取れません。タクロリムス(プロトピック®)は広めに長期間塗ったときの高い安全性が特長で、アトピーの皮膚から吸収されても薬の粒(分子量)が大きいため正常の皮膚には入っていけないからです。
 色素沈着はステロイドによる副作用でも、ステロイドを塗って日に当たったからでもありません(厚生労働省研究班「アトピー性皮膚炎の既存治療法のEBMによる評価と有用な治療法の普及」一般向けQ&A)。炎症後色素“沈着”という言葉は、“沈着”して二度と消えないというイメージを与えます。しかし、それは医師の説明不足が原因で誤解を与えてしまっただけで、この医学専門用語に二度と消えない不可逆的な固定した変化という意味はありません。
 アトピーについて詳しくはこちら

アトピーを蒲田の皮膚科で治す

2018-04-01 06:40:43

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