京急蒲田駅直結の皮膚科、たけうち皮フ科クリニック

〒144-0052 東京都大田区蒲田4-10-14 あすとウィズ3階
TEL 03-3734-1655

rss

※一般の携帯からは携帯サイトが、スマートフォンからは、スマートフォンサイトが閲覧可能です。
HOME»  皮膚科医療ブログ»  ウイルス

ウイルス

  • 件 (全件)
  • 1

帯状疱疹の予防ワクチン

 帯状疱疹は80歳までに3人に1人がかかる、神経痛を残しやすい病気です。高齢になるほど症状が激しくなり、50才以上で2割の方に神経痛が3か月以上続きます。しかし、2016年にワクチンが使えるようになり、帯状疱疹は予防できる病気になりました(帯状疱疹ワクチンの導入について 国立感染症研究所)。
 予防に勝る治療は無い、との考えが医学界にはあります。予防ワクチンを打つと帯状疱疹になりにくくなり、なっても症状は軽く神経痛の発生率も半減します。このワクチンの恩恵には既に多くの人があずかっており、日本に先立つ2006年からアメリカでは使われています。安全性は高く、帯状疱疹のワクチンは、1歳になると全ての子が打っている水ぼうそうのワクチンと同じものです。効果と安全性の高さより、専門家は60歳以上の方への接種を勧めています。

◆ ワクチンを打てる方
  50歳以上の方。ステロイドや免疫抑制剤を飲んでいる方は打てません(この様な方も打てるワクチンが別に承認されました)。
◆ 効果
  帯状疱疹の発症率は半減し、発症しても症状は軽く済みます。
  3か月以上続く痛みの発症率は、6割以上減ります。
  効果は10年もちます。8年を越えると無くなりはしませんが、帯状疱疹の発症率を減らす効果と激しい痛みを起こしにくくする効果は多少落ちます。
◆ 副作用
  注射部位の発赤(約44%)、腫れ(約17%)。
  いずれも、インフルエンザのワクチンのように自然とひきます。
◆ 費用
  6,000円。予約不要。
◆ 公費助成
  文京区、名古屋市、大分県国東市に住民票がある方は公費助成があります。詳しくは各自治体のホームをご覧ください。


50才を過ぎたら気をつけたい帯状疱疹 阪大微生物病研究会


 

2020-07-05 07:31:25

折りたたむ

水いぼはプールNGだった昭和

◆ あらまし
 昭和は、小さい子の水いぼは取らないとプールに入れてもらえない時代でした。しかし、その後『自然治癒傾向があり放置してよい』との小児科学会の考え(1)が行き渡り、タオルなどを共有しなければプールに入れ、ジクジクしたりかゆみが無ければ放置し、普段通り過ごせるようになり長らく経ちます。ある園医が『治りにくいことがあってもそんなに心配することは無い。ラッシュガードの徹底までしなくてもよろしいのではないか。ビート板を介してうつる可能性はあるかもしれないが一般的に少ないと思う』と言っているように(2)、水いぼは感染してはいけない特別な病気ではありません。ましてや、お子様の水いぼがお友達にうつしうつされ迷惑をかけ合うなどという考えは、地震で動物園からライオンが逃げたというフェイクと同様決してシェアしてはいけない誤解に過ぎません。上述の園医が示唆するように、時代は、水いぼがある子も無い子と同じように、とりたてて問題にすることなく接するようになりました。
 水いぼは、肌を触れ合う集団生活を送る幼児には、一年を通じてみられます。夏にだけ、目についた水イボに負担のかかる対策を講じる意味などないのです。うつされたくなかったら、集団生活を送らぬ以外に有効な方法はなく、これが、『我が子にうつらぬよう取ってきてほしい、一緒にプールに入りたくないと言うのなら、(水イボのあるお子さんを問題にするのではなく)そうと言う親御さんのお子さんがプールに入らなければ済む話ではないか』とする、厚労省の感染症対策ガイドライン見直し検討委員も歴任した上述の園医(2)の論拠です。別の小児科医からは、『医学的に根拠のないプール禁止は人権侵害・差別とも考えられることを、学校・幼稚園・保育園・スイミングスクールの責任者には理解いただきたい』(3)とする意見も聞かれます。お二人とも、自然治癒するまでの放置が推奨されている水いぼの存在を、わざわざ診察室以外の場で指摘しても保護者を困惑させるだけで、メリットがあるとは思えないのでそっとしておくよう啓蒙しているのです。
 良かれと思い耐水性ばんそうこう等で覆ったり、見えている部分だけ水いぼを取るなどの対策を施すと、『自然治癒傾向があり放置してよい』との小児科学会の見解はないがしろにされ、感染対策を施さなければいけない病気との誤ったメッセージとして受けとめられ、それが尾ひれをつけながらあらぬ方向に一人歩きするのが問題です。例えば、 『医師からイボの除去は適切ではないと診断されたにも関わらず、園からは激しい痛みを伴う除去を求められ、除去しないと他の保護者からいわれのない非難を浴びることがあります』という自治体が公開する市民からの投稿は(4)、問題の根深さを物語っています。差別や偏見がないようにとの配慮*にもかかわらず。
*感染症にかかっている又はその疑いやおそれのある児童生徒、教職員等が差別・偏見の対象となることがないよう十分な配慮をすることも必要です(5)、児童生徒等に対する出席停止の措置等によって差別や偏見が生じることのないように十分に配慮する必要があります(6)

◆ プール禁止の公式見解は無い
 毎年夏になると、「水いぼを指摘されたが、対処する必要があるか」との相談が寄せられます。
 水いぼのためにプールを禁止する公式見解はなく(1、5-7)、小児科学会は『自然治癒傾向があり放置してよい』と明言しています(1)。プールに入る時の一定のルールは無く、多数ある場合はタオルや浮輪を共有しない(1)、水いぼを衣類、包帯、耐水性ばんそ うこう等で覆う(6)との記載も見受けられます。放置して良いのですが、麻酔のシールを貼ってピンセットで取る方法もあります。当院でも事情を抱えた保護者の方に請われて致し方なく取ることはありますが、ピンセットで取っても確実に治るとは限らず、以下の様な限界や疑問も投げかけられてきました。
 
① 水いぼを取ると治ることは経験されるが、取っても潜伏期のウイルスは残存するため期待される感染源の根絶効果は限定的である。取っても出てくることは多く、取って治るかどうかの予測はできない。(8)
② 周囲の大人が見つけた水いぼ罹患児はその一部に過ぎず、感染経路は肌を接触する小児の集団生活にあるためプールのみを禁止しても感染拡大は阻止できない(9)。
③ 取れというのは残酷(1)。なぜなら、麻酔のシールを貼って痛くなくしても、子供達は取られるという恐怖に襲われますし、取って出た血を見ても怖がるからです。また、取った跡が、へこんだ跡として残ってしまうこともあります。あるお母さんは、『自分自身、子どもの時に水いぼを取られたことが、トラウマとして残っている』と話してくださいました。『(水いぼをとらないとプールは入れないとは)理不尽だが、人質に取られているようなものなので従うほかない』と嘆いて、わが子の水いぼを取りに来たお父さんもいました。
 
◆ 多様な意見
 『自然治癒傾向があり放置してよい』(1)と小児科学会が明言する一方で、『数が少ないうちに取るのがよい』(8)と考える医師もいます。また、プールは入って構わず(7)、少ないうちに取ったほうが良いとする医師もプールは入れると唱えています。さらには、『保護者の方が取ってきてほしい、一緒に入りたくないということでしたら、その親御さんの子どもが(プールに)入らなければ済む話ではないか』(2)との意見も聞かれます。確かに言われてみると、対策を講じたために水いぼが減ったり無くなったとする医学専門家の話も、逆に対策を講じない施設で明らかに水いぼが増えたという話も耳に入ってはきません。
 このように、水いぼをめぐる医師と保護者、園からの意見はほぼ出し尽くされた感があります(1、2、8、10-13)。そこから導き出された結論は、子どもにストレスのかかるほどのプールの禁止は行き過ぎ(14)、統一見解はこれから形成される(15)とする以上に踏み込んだものはなく、水いぼは保護者と園が話し合って下さいというのが行政の立場のようです(4、14)。『水いぼのためプールに入れてもらえない』、『水いぼを指摘され困っている』という保護者の方は少なくありませんが、医療機関は個別のケースごとに保護者の方の後ろ盾になり、プールにいれてもらえるよう、あるいは自然に治るまでそっとしてもらえるよう園との交渉を残念ながらしていません。

◆ 水いぼにどのように向き合うか
 感染症ではあるが自然に治り、ウイルスがうつってから症状となって気がつくまで何週間も何か月もかかり、見つけた発疹が感染源の大半を占めるとも考えられず、感染経路を絶つ有効な方法もない水いぼに、私達はどのように向き合ったら良いのでしょうか。水いぼの次に揚げるような性格、
① 早期に取っても、特に範囲が広いと新しく出てくる傾向がある
② 自然治癒までの期間は多くの場合医療機関受診後、数週間から1年程度と一定しない。
③ イソジンを塗ると治ることがある。 
は以前より知られていますし、園医がプールは禁止しないと明言しうまくいっている地域もあるようです(7)。中には、うつる病気と聞いて様々な誤解や不安を抱く方もいらっしゃるかもしれませんので、周囲の人全てが納得する解決策を診察室の中だけで打ち出すのはそもそも困難です(15、16)。ですから、解決の糸口をつかむには社会で話し合うこと(14、16)も大切ではないかと感じます。

◆ 水いぼも、感染してはいけない病気ではないと考えられるのではないでしょうか
 水いぼは、ウイルスが原因の感染症で治療法と予防法は確立されていません。しかし、自然と治り、感染してもインフルエンザのような激しい症状は出ません。このような、 乳幼児の集団生活施設において現実的な感染対策が無く、軽い症状だけで治ってしまう多くの人がかかる感染症に手足口病があります。手足口病について、厚労省は「感染してはいけない特別な病気ではない」とホームページに公開しています(17)。水いぼも、感染してはいけない病気ではないと捉えられるのではないでしょうか。


Blog:『水イボを、みてもらってください』と言われました。


 参考文献・出典
 8.みずいぼ 日本小児皮膚科学会 2016年12月アクセス
 9.新潟県小児科医会 2016年8月アクセス
10.地域における幼稚園、保育園の伝染性軟属腫への対応と地区医師会の取り組みについて:日本臨床皮膚科医会雑誌:31(3)、401-408、2014.
11.
水いぼが止まらない:YOMIURI ONLINE、発言小町、2016年12月アクセス
12.子供の水いぼ、プールについて:YOMIURI ONLINE、発言小町、2016年12月アクセス
13.水いぼ、どうしたらいい?:朝日新聞デジタル apital、2016年12月アクセス
14.厚生省保育課(要原典)
15.委員会報告「学校感染症 第三種 その他の感染症:皮膚の学校感染症とプールに関する統一見解に関する解説」に関する質問に対する回答:日本皮膚科学会雑誌:125(10)、1919、2015.
16.
水いぼ摘除の前に考えるべきこと 日本小児科医会乳幼児学校保健委員会委員長に聞く 2019年7月アクセス
17.手足口病に関するQ&A:厚生労働省、2020年7月アクセス


 

 
 

2020-06-14 19:13:00

折りたたむ

『水イボを、みてもらってきてください』と言われました

小児科学会は”自然に治るので放置してよい”
 『(水いぼが)うつるものかどうか、水遊びができるよう、みてもらってきてください』とほのめかされたが、どうしたらよいかと相談を受けることがあります。水いぼはウイルスが原因で、幼児が集団で生活すると知らずにうつし合っている、あっても何か月も気づかないこともある、誰でもかかりうるごくありふれた症状です。原因ウイルスに効く薬は無く、『自然治癒傾向があり放置してよい』と小児科学会が言うように、一時的に数が増えても自然と治るのを数か月から1年前後かけて待ちます。

皮膚科学会は”プールOK”
 水いぼがあっても、プールは入れるとする公式見解があります。しかし、実際の対応は施設によって異なり、何も言われないところから、取らないと水遊びができなかったり、プールに入れてもらえないところまであります。様々な相談を受けますが、ある園医が『治りにくいことがあってもそんなに心配することは無い』と言っているように、水いぼは感染してはいけない特別な病気ではありません。ましてや、お子様の水いぼがお友達にうつしうつされ迷惑をかけ合うなどという考えは、地震で動物園からライオンが逃げたというフェイクと同様決してシェアしてはいけない誤解に過ぎません。上述の園医が示唆するように、水いぼがある子も無い子と同じように、とりたてて問題にすることなく接する時代になりました。

それでもなる、納得できない雰囲気
 事の始まりは、園で、『水いぼがあると困る』と感じるニュアンスのこと(もう限界です、今年はプールは無理だね)を言われます。そこで病院に行くと医師は、『放置してよい』と何の役にも立たないこと言うので困り果てるというわけです。これを解決するには防水テープを貼ればよいのか、ラッシュガードを着ればよいのか、取らないと駄目なのか、おかしいとは思いますが親が園に忖度する以外ありません。
 このようなおかしなことが起こる背景には、あってはならぬことですが、我が子に水いぼがうつらぬよう厳格な感染対策が必要との根拠のない誤解があります。そのため園としては、保護者から苦情が来ないよう対策を講ぜざるを得ないのではないかと思われます。『水いぼのためプールに入れてもらえない』、『水いぼを指摘され困っている』という保護者の方は少なくありませんが、医療機関は個別のケースごとに保護者の方の後ろ盾になり、プールにいれてもらえるよう、あるいは自然に治るまでそっとしてもらえるよう園との交渉を残念ながらしていません。

医師と行政が手をこまねく問題のありか
 このような事態の収拾を図ろうと、厚労省の感染症対策ガイドライン見直し検討委員も歴任した上述の園医は、『保護者の方が水いぼは取ってきてほしい、一緒にプールに入りたくないということなら、その親御さんの子どもが(プールに)入らなければ済む話ではないか。ラッシュガードを徹底する保育園もあるが、そこまでやらなくてもよろしいのではないか。ビート板を介してうつる可能性はあるかもしれないが、一般的に少ないと思う』と発言しています。別の小児科医からは、『医学的に根拠のないプール禁止は人権侵害・差別とも考えられることを、学校・幼稚園・保育園・スイミングスクールの責任者には理解いただきたい』とする意見も聞かれます。お二人とも、自然治癒するまでの放置が推奨されている水いぼの存在を、わざわざ診察室以外の場で指摘しても保護者を困惑させるだけで、メリットがあるとは思えないのでそっとしておくよう啓蒙しているのです。
 良かれと思い、耐水性ばんそうこう等で覆ったり、見えている部分だけ水いぼを取るなどの対策を施すと、『自然治癒傾向があり放置してよい』との小児科学会の見解はないがしろにされ、症状のある人に感染対策を施さなければいけない病気との誤ったメッセージとして受けとめられ、それが尾ひれをつけながらあらぬ方向に一人歩きするのが問題です。例えば、 『医師からイボの除去は適切ではないと診断されたにも関わらず、園からは激しい痛みを伴う除去を求められています。医師の診断に従い除去しなかった子どもたちやその家族は、他の保護者たちからいわれのない非難を浴びることがあります』という自治体が公開する市民からの投稿は、問題の根深さを物語っています。差別や偏見がないようにとの配慮*にもかかわらず。
*児童生徒等に対する出席停止の措置等によって差別や偏見が生じることのないように十分に配慮する必要があります(厚生労働省:保育所における感染症対策ガイドライン、2018)、感染症にかかっている又はその疑いやおそれのある児童生徒、教職員等が差別・偏見の対象となることがないよう十分な配慮をすることも必要です(公益財団法人 日本学校保健会:学校において予防すべき感染症の解説、2018

水いぼも、感染してはいけない病気ではないと考えられるのではないでしょうか
 水いぼは、ウイルスが原因の感染症で治療法と予防法は確立されていません。しかし、自然と治り、感染してもインフルエンザのような激しい症状は出ません。このような、乳幼児の集団生活施設において現実的な感染対策が無く、軽い症状だけで治ってしまう多くの人がかかる感染症に手足口病があります。手足口病について、厚労省は「感染してはいけない特別な病気ではない」とホームページに公開しています。水いぼも、感染してはいけない病気ではないと捉えられるのではないでしょうか。

プールNGだった時代が今に伝える教訓
 水いぼは取らないと水遊びをさせてもらえなかった時代がありました。今でも、事情により保護者が取ると決めた場合は、麻酔のテープを貼って当院では仕方なく取っています。しかし、取っても目に見えないウイルスがいて、しばらくするとまた出てくることがほとんどですし、お顔はお願いされても取っていません。大きいから、何か月も消えないから健康のため取った方が良いということもありません。また、麻酔テープを使っても痛みが全く無くなるわけではなく、恐怖感も手伝って結局は『怖い、おうちに帰ろう』と泣き叫ぶことが少なくありません。
 最近は減りましたが、どこの病院に行っても治らず、水遊びをさせてもらえずひと夏を過ごす子供を抱えて、何とかならないかと夫婦であるいは祖母と一緒に来院されるご家族を、私を含め多くの医師は毎年夏になると診察してきました。言われなく疎外され、医者をはじめ回りの誰も手を差し伸べず、さぞかし寂しい思いをさせたはずです。そのつもりが無くても、結果的に水いぼのある方に無用な負担を強いるのは、もう終わりにしたいものです。

正論は沈黙し、不安が曲論に拍車をかける
 いつまでも決め手に欠く方法の不毛な議論が、それも人目にさらされる夏の間に限って繰り返されるのは、うつることに対する根拠のない不安と誤解に振り回されているだけなことに、そろそろ社会は気づくべきです。水いぼを覆ったりプール禁止にしても効果は無く、毎年新たに水いぼになる子がいたことは医師も保育者も良く知っています。取ると減って気が楽になりますが、多くの場合しばらくすると別のところに新しく出てきます。ハトムギで治ったとおっしゃるお母さんが見せてくださったことがありますが、気づかないだけで他の場所に新たにできており治っていませんでした(ハトムギは水いぼに効能・効果はなく、当院は処方していません)。水イボへの有効性が科学的に証明された方法はなく、お勧めできる確実な方法は初めからなく、幼児が集団生活を送れば感染は避けられないのです。

 

2020-06-14 19:12:41

折りたたむ

りんご病とは

 りんご病は、子どものほっぺたや腕の外側や、お尻から太ももが赤くなる病気です。原因はウイルスですが、赤くなった時にはかかってから時間がたち治り、ウイルスはもはや体から出ていません。人にはうつらないため、りんご病でも幼稚園や保育園に通えます。保育園や幼稚園を管轄する厚生労働者や文部科学省が、そう言っています。元気なら、家で過ごすなど隔離する意味はありません。
 りんご病になる前、ウイルスに感染したときに熱が出る人もいますが、全く症状が出ないこともあります。また、ウイルスに感染してもリンゴ病にならないこともあります。このように、元気な人でもりんご病のウイルスを出していることがあり、インフルエンザと違い誰がウイルスに感染しているかは分かりません。手洗いを心がけ、妊婦さんは子どもの送迎時等に感染防止策を講じます。

保育所における感染症対策ガイドライン 2018 年改訂版、厚生労働省、P55
日本学校保険協会 学校において予防すべき感染症の解説、日本学校保健会、P53
学校、幼稚園、保育所において予防すべき感染症の解説、日本小児科学会、P26   
伝染性紅斑がはやっています 東京都感染情報センター 2018年11月
りんご病 東京都子供医療ガイド
伝染性紅斑とは 国立感染症研究所

2019-01-16 21:41:35

折りたたむ

手足口病は登園できますか

 手足口病は、手の平や足の裏に、米粒の様な形の細長い赤いポツポツが出たり、口内炎ができる病気です。ウイルスが原因ですが、感染しても元気なこともあり、気づかず登園している人もいます。このため、発疹のある人だけを登園禁止にするのは非現実的と考えられています。ウイルスが原因と聞くと、人にうつしてはいけないと考えがちです。しかし、手足口病に限っては、知らずにほとんどの人が子どもの間に感染して免疫をつけてきましたので、『感染してはいけない病気ではない』と厚生労働省はホームページで広報しています。
 そんなわけで、登園できないのは、口の中が痛くて水が飲めないとか、38℃の熱や下痢があるときぐらいです。登園できる条件として『発熱がなく、普段の食事ができること(保育所における感染症対策ガイドライン 厚生労働省) P54』、『全身状態が安定している場合は登校(園)可能(学校において予防すべき感染症の解説 文部科学省)』、と明記されています。
 予防対策として、外から帰った後や食事の前、トイレの後やオムツ交換後の手洗いが大切です。
 手足口病が治っが2~3か月、忘れたころに爪が変形することがあります。自然と元のきれいな爪に生え変わりますので、放っておいて結構です。
 


注目すべき感染症 手足口病 国立感染症研究所 2018年

2017-07-16 11:42:49

折りたたむ

単純ヘルペスに飲み薬が効くわけ

 単純ヘルペス(単純疱疹)は、口のまわりや下半身などにチクチク痛む小さな水ぶくれが出来る病気です。疲れたりした時に繰り返すことがあり、早めに薬を飲むと軽く済みます。つけ薬もありますが、体の中の原因ウイルスまで届く、飲み薬の方が効きます。単純ヘルペスの原因は、神経の根本に潜んでいるでウイルスが疲れなどで増えることにあり、それが神経を伝わって皮膚に流れ出てチクチクした発疹になるからです。
 単純ヘルペスかどうかは、皮膚科に精通した医師による特徴的な皮疹や症状より診断されます。水ぶくれを検査して原因のウイルスがいれば単純ヘルペスと証明できますが、ほとんどの場合特徴的な発疹より単純ヘルペスと分かります。繰り返す場所は口のまわりや腰回りなどが多いですが、腕や指、太もも、背中などのこともあります。繰り返す場所は、毎回ほぼ同じです。繰り返すきっかけは睡眠不足や仕事の疲れ、風邪のほか、日焼けや生理などのこともありますが、はっきりしたきっかけ無く繰り返すこともあります。針でつつかれたようなチクチクした痛みを殆どの場合伴い、むずがゆいこともあります。このような出そうなという感じが来ると、半日程で小さな水ぶくれが現れます。繰り返す頻度は様々で、毎月のように繰り返す人も、冬に1~2回という人も、数年に1度の人も、ウイルスを持っていても出たことのない人もいます。、
 アトピー性皮膚炎の状態が悪いときには、単純ヘルペスは皮膚から皮膚にうつり広がることがありますので、普段からアトピーを良くしておくことは大切です。健康な皮膚において、ウイルスが広がることは通常ありません。
 飲み薬は再発毎のウイルスの増殖は抑えますが、再発を減らしたり体の中からウイルスを消し去ることはできません。繰り返す性器ヘルペスには、毎日薬を飲む治療方法もあります。

単純ヘルペスについて詳しくはこちら
 

2016-10-27 10:46:07

折りたたむ

  • 件 (全件)
  • 1