rss
twitterでフォローしてください
帯状疱疹は80歳までに3人に1人がかかる、神経痛を残しやすい病気です。高齢になるほど症状が激しくなり、50才以上で2割の方に神経痛が3か月以上続きます。しかし、2016年にワクチンが使えるようになり、帯状疱疹は予防できる病気になりました(帯状疱疹ワクチンの導入について 国立感染症研究所)。 予防に勝る治療は無い、との考えが医学界にはあります。予防ワクチンを打つと帯状疱疹になりにくくなり、なっても症状は軽く神経痛の発生率も半減します。このワクチンの恩恵には既に多くの人があずかっており、日本に先立つ2006年からアメリカでは使われています。安全性は高く、帯状疱疹のワクチンは、1歳になると全ての子が打っている水ぼうそうのワクチンと同じものです。効果と安全性の高さより、専門家は60歳以上の方への接種を勧めています。 ◆ ワクチンを打てる方 50歳以上の方。ステロイドや免疫抑制剤を飲んでいる方は打てません。この様な方用のワクチンが別にあります。 ◆ 効果 帯状疱疹の発症率は半減し、発症しても症状は軽く済みます。 3か月以上続く痛みの発症率は、6割以上減ります。 効果は10年もちます。8年を越えると無くなりはしませんが、帯状疱疹の発症率を減らす効果と激しい痛みを起こしにくくする効果は多少落ちます。 ◆ 副作用 注射部位の発赤(約44%)、腫れ(約17%)。 いずれも、インフルエンザのワクチンのように自然とひきます。 ◆ 費用 6,000円。予約不要。 ◆ 公費助成 文京区、名古屋市、大分県国東市に住民票がある方は公費助成があります。詳しくは各自治体のホームをご覧ください。 50才を過ぎたら気をつけたい帯状疱疹 阪大微生物病研究会
2020-07-05 07:31:25
ウイルス