京急蒲田駅直結の皮膚科、たけうち皮フ科クリニック

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花粉症・アレルギー性鼻炎

花粉症・アレルギー性鼻炎

 花粉などが原因のアレルギー性鼻炎は、子供を含め4割の人が持っており増加傾向にあり、当院でも飲み薬鼻のスプレー目薬を出しています。小学校高学年以上なら、アレルギー反応を改善させる舌下免疫療法や、血液検査や皮膚テストも受けられます。
 飲み薬は、普段飲み慣れている薬や1日1回の眠くならないものをお選びいただけます。薬を飲んでも鼻水やくしゃみが止まらないときは、1日1回のスプレータイプの点鼻薬が効果的です。激しい症状には、花粉は飛散予測日前から少量飛んでいますので、症状が出る前の1月から薬を飲み始めると良いとされています。まぶたのかゆみ(スギ花粉皮膚炎)には塗り薬があります。
 アレルギー性鼻炎の原因となる花粉は2月から5月にかけて飛散するスギが有名ですが、ほぼ同じ時期に飛散するヒノキやハンノキが関与することもあります。秋の花粉症はブタクサ、ヨモギが原因としてあげられ、ダニが原因の場合は1年を通して症状が出ます。何に反応するかを血液検査で調べることができますし、ダニあるいはスギのエキスを皮膚にたらし15分後に赤くなるかどうかみる皮膚テストも当院で行っています。
 アレルギー性鼻炎の体質改善として、原因のスギまたはダニエキスの入った錠剤を1日1回口の中に含む、舌下免疫療法があります。治療を始めると翌年から症状が軽くなり、3年から5年続け症状が無くなったら止めます。その後、長年たって効果が薄れ症状がはっきりしてきたら、再び舌下免疫療法をすれば良くなります。舌下免疫療法は5歳から受けられ、当院では小学生高学年以上の方に行っています。
 花粉症に関係する特殊な症状としては、豆乳アレルギーが、北海道や高山に生えるシラカンバや、ハンノキに対する花粉症によって引き起こされることもあります。


2017-01-26 08:36:18

季節の皮膚病