rss
爪水虫治療薬には、飲み薬と塗り薬の両方があります。塗り薬は普通の水虫薬では爪にはほとんど効かないため、爪水虫専用が使われています。この専用の塗り薬の特長は、薬の成分が硬い爪の中まで浸透することです。爪専用の塗り薬と飲み薬のどちらが効くか比較した学術研究はなく、はっきりしたことは分かりませんが飲み薬の方が効く印象を皮膚科医はもっています。しかし、実際は、まず爪専用の塗り薬を半年から1年塗ってみて、治る様子がなければ飲み薬を考える方が多い様に思えます。飲み薬の内臓への影響を心配する嫌いがあるからです。もちろん、初めから飲み薬で治すこともできます。飲み薬についてはこちらをご覧ください。 飲み薬が塗り薬より勧められるケースには、水虫菌にやられた部分が爪の根元深くに及んでいる場合、水虫菌が体の背中やお腹などにも広がり薬を塗りきれない場合、足の裏のガサガサが激しく厚いタイプの水虫があります。 薬を使い始める前に大切なことは、水虫菌がいるか検査することです。なぜなら、爪が白く濁っているなどの見た目だけでは爪水虫がどうか分からないからです。爪水虫だと思ってもそうでないことも、逆に自分では水虫ではないと思っていても爪水虫のこともあります。
2017-02-28 10:04:27
その他の皮膚病