京急蒲田駅直結の皮膚科、たけうち皮フ科クリニック

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『水イボを、みてもらってきてください』と言われました。

『水イボを、みてもらってきてください』と言われました。

 『(水イボが)うつるものかどうか、みてもらってきてください』とほのめかされたが、どうしたらよいかと相談を受けることがあります。水イボはウイルスが原因で、幼児が集団で生活すると知らずにうつし合っている、あっても何か月も気づかないこともある、誰でもかかりうるごくありふれた症状です。原因ウイルスに効く薬は無いため、一時的に数が増えても自然と治るのを数か月から1年前後かけて待ちます。水イボがあってもプールは入れるとする公式見解がありますし、小児科学会は『自然治癒傾向があり放置してよい』としていますが、実際の対応は施設によって異なり、何も言われないところから、取らないとプールに入れてもらえないところまであります。様々な相談を受けますが、ある園医が『治りにくいことがあってもそんなに心配することは無い』と言っているように、水イボは、あっても普段通り過ごせる症状です。しかし実際は、どうしたら回りの人が良しとしてくれるかを、保護者の方が忖度している現状があります。
 自然と治るのを待つわけにもいかない事情があるなどして、保護者が取ると決めた場合は、麻酔のテープを貼って当院では取っています(ただし、お顔はお願いされても取っていません)。もう一つの対処方法として、イソジンを綿棒で付けると2週間ほどで治ることがありますので、試してみる価値はあります。イソジンは水イボウイルスを殺菌しませんが、刺激により免疫力を持ったリンパ球などの炎症細胞が集まり退治してくれることを期待します。もしもイソジンで治る様子がなく、直前になっても自然に治る様子もなく、このままではプールに入れてもらえそうにないという段になった時が問題です。保護者の中には取ることを選択される方と、『肌から血が出る様な可哀想なことはことはさせない』とする方がいらっしゃいます。どちらの考えも正しいと、私は思っています。また、ハトムギの丸薬(飲み薬)の効果については検証されておらず、一つ一つのプツプツは何もしなくても1~2か月ほどで自然と消えますので、飲んで消えても他の部分に出ていたら効いたとは言えません。
 『水イボは取らないとプールに入れないのですか』と疑問を抱く保護者の方は少なくなく、ごもっともではありますが、残念ながら医療機関として個別のケースごとに保護者の方の後ろ盾になり、取らずにプールにいれてもらえるよう園と交渉はしていません。園が、公にはできない事情をかかえているかもしれないからです。
 

2018-06-23 08:29:24

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