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アトピーの色素沈着

アトピーの色素沈着

 アトピーの首や肘の内側などのくすみやシミを、治った後の取れなくなった色素沈着と誤解していませんか。アトピーの色素沈着は、治療が長年中途半端であったり全く治療しなかった場合に見られる現象と、厚生労働省研究班は説明しています。ですから、塗り薬で炎症のない状態を作り続けると、日焼けの跡が消えるようにアトピーの色素沈着も良くなります。
 消えない色素沈着には、かゆくなくても原因の弱い炎症があり、これにはタクロリムス軟膏(プロトピック軟膏®)が効果的。ずっと塗ってもステロイドの様な副作用は出ません。2週間ほど塗るとうっすらとクスミが明るくなり、半年、1年と塗り続けると色素沈着は目立たなく、分かりにくくなります。このときのポイントは、べとべと広めに塗ること。薄いと、塗っていても効きません。どのくらい薬が必要かというと、例えば首を良くしたい場合は毎日1回塗って月3本、3か月で9本です。顔と首、腕と上半身の広い範囲に塗りますと1回に1本使いますので、1か月に30本塗って良くする方もいらっしゃいます。治療が長引いたり、塗っているのに症状の勢いが止まらない原因の大半は、ステロイドやタクロリムス軟膏の少ない使用量にあります。今一度、塗る量を確認してみて下さい。
 タクロリムス(プロトピック®)は全身どこにでも塗れ、まぶたはその効果を実感しやすい場所です。まぶたの皮膚は薄く薬の吸収が良いからで、くすみと小じわが取れて目元がすっきりします。そして、髪の毛が額に触れてもチクチク痛痒くなくなり、無意識に手が行く癖がなくなります。首や肘の内側の色素沈着やくすみにも、タクロリムス軟膏は有用です。実際の治り具合は、こちらをご覧ください。
 タクロリムス(プロトピック®)は、今ある激しいかゆみや赤み、ザラザラをを良くする薬ではありません。そのようなところに塗ると、かゆくなったり熱くなったりしますので、まずステロイドで良くしてからタクロリムス(プロトピック®)にかえて下さい。良くなってもタクロリムス(プロトピック®)を塗るプロアクティブ療法は、見た目はきれいでも潜在し残っている皮膚炎を良くし、繰り返しを予防する効果があります。
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アトピーを蒲田の皮膚科で治す

2018-04-01 06:40:43

アトピー性皮膚炎