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電話診察による処方は好評だったのですが、事務作業が煩雑で通常業務に支障が出て続けられませんでした。オンライン診療の普及には、ワンクリックで完結する完全デジタル化されたシステムが必要と感じました。電子カルテとキャッシュレスシステム、電子処方箋の連携システムができ、オンライン診療を再開できることを願っています。 電話診察を続けられなかったのは、手作業の負担が大きいからです。まず、患者さんが指定した調剤薬局確認のため、診察前に電話するとやっていないことがあります。すると、今度は患者さんに電話をかけるのですがつながらない、という作業が通常の受付業務をしながら始まります。次に、診察が終わると調剤薬局にFAXし、封筒に電話で聞いて書き留めておいた住所を書いて、処方箋の原本を入れて切手を貼って投函します。調剤薬局から、「患者さんが調剤済の薬を取りに来ないが、(損失になってしまうし、取りに来ない薬の基金への請求は)どうしたらよいか」との問い合わせがありましたが、今後解決すべき課題だと思います。緊急事態宣言が解除されると、たまった未払い分の請求を患者さんに郵送しますが、転居や集合住宅の部屋番号が予診票に書いてなく返送されてきた分は回収不能です。電子カルテの会計システムは、キャッシュレスシステムと連携していませんので現金で処理し、病院まで支払いに来るか現金書留です。銀行振り込みは、入金と帳簿の照合作業が増えとてもやっていられません。
2022-02-13 13:54:38
医療コラム