京急蒲田駅直結の皮膚科、たけうち皮フ科クリニック

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赤ちゃんの肌(新生児・乳児・小児皮膚科)

◆ 保湿剤を塗ると肌に良いのですか?
 ご家族にアトピーの方がいらっしゃる生まれたての赤ちゃんに、保湿剤を全身に塗ったら、何も塗らない赤ちゃんよりもアトピーになりにくかったという研究結果より、そのような赤ちゃんには保湿剤を塗ると良いことが明らかにされています。保湿剤を塗ることは以前より大切とされており、アトピーでもおむつの中だけは生まれた時と同じきれいな肌のままであることはよく知られていました。
 保湿剤は一見正常な肌に塗ります。ごく軽い湿疹・皮膚炎は保湿剤で治ることがありますが、塗っても良くなる様子がはっきりしないければ、適宜ステロイドを使います。食べ物で荒れやすく、1日何度も拭く口の回りにはワセリンが好んで使われています。

赤ちゃんの洗い方 赤ちゃんのお風呂の適温
赤ちゃんの洗い方(看護師監修)
動画 赤ちゃんの洗い方(看護師監修)
 


◆ 生後1か月のフケ
 生後3か月までは頭や顔の脂が多く、フケやニキビになり易い時期です。
 頭の黄色いフケは単なる乾燥ではなく、皮膚の新陳代謝が活発なこの時期特有のフケの一種です。オリーブオイルやワセリン等でふやかしても取れにくい場合は、薬を塗って治します。
 頭のほかに汚れやすいところに、耳の後ろ、首回り、わきの下があります。特に、首回りは指を奥まで入れて、わきの下は皮膚のヒダの間まで石鹸を使って洗うと良いと小児皮膚科の大御所の先生がお話しており、その通りにやると確かにきれいになります。生後3か月を過ぎると、これらの部位の汚れやすさは無くなります。

◆ 1か月健診の時にあった体のあちこちのカサカサや湿疹が、いつまでも繰り返します。
 乳児湿疹と呼ばれる湿疹・皮膚炎が、顔や手首、足首などにできることがあります。軽ければワセリンや保湿剤、亜鉛華軟膏で治り、塗っていれば悪くなりません。しかし、それでも悪化する場合は、肌の健康のために個々の皮疹に合ったステロイドを使うことを考えても良いと思います。それまで何か月かあったかゆみや皮疹は、残念ながら1回だけの受診で完治するとは限らないため、折に触れ再診し皮膚の状態を評価することも大切です。
 湿疹・皮膚炎の治療のポイントは、皮疹ごとに良くなるに十分な強さのステロイドを弱過ぎず強過ぎず選ぶことと、繰り返す場合は良くなっても保湿剤やワセリンを塗ることです。
 ステロイドは、部位や年齢による皮膚の厚さや、湿疹・皮膚炎の程度によりその種類を使い分け、どの皮疹に何を塗るかがポイントです。赤くても表面がつるっとした点状の盛り上がらない発疹は、ステロイドを塗らなくても自然と治る傾向があります。一方、いつまでも治らない足首や手首のしわに沿ったカサカサや、気がつきにくい耳の裏のカサカサは、かゆくなくても皮膚炎ですのでステロイドを塗り、良くなってからも繰り返さないように保湿剤を続けます。指しゃぶりでタコになったのは、かゆくて歯で掻いている湿疹です。ステロイドを指に塗って治しますが、その指をしゃぶっても体内に入るステロイドの量は極めて少ないため全身への影響はありません。
 良くなっても保湿剤を塗り続けることは、良い状態を保つだけでなく、ステロイドの使用量を減らす効果もありますので大切です。顔はワセリンや、ワセリンを眼科用に精製したプロペトが、しっかり保湿でき汚れを寄せつけないので良く使われます。おむつの中に湿疹・皮膚炎ができにくいのは、そこがしっとりしているからです。おむつの中と似た湿疹・皮膚炎のできにくい状態を、全身の広い範囲に保湿剤を毎日たっぷり塗って作ります。夏でも保湿剤は湿疹・皮膚炎を起こさないために必要ですので、しっかり保湿するならワセリンやクリームタイプの保湿剤を、サラサラ感重視ならローションタイプの保湿剤を選びます。保湿剤は一見正常な肌に塗ります。カサついた肌に保湿剤を塗って良くなることはありますが、塗って赤くなったらそこは軽い皮膚炎であり保湿剤が肌に合わなかった訳ではありません。
 このような努力にも関わらず、良くなったり悪くなったりを2~3日で繰り返す場合があります。良くなる兆しが感じられなくても、辛抱強く負担の少ない治療を続けていると2~3か月単位でジワジワと良くなっていきます。
 
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◆ 血液検査で、食べてはいけないものが分かると聞きました。
 卵や牛乳、小麦などを血を採って調べられますが、反応ありと出たものを食べると必ず症状が出て、食べてはいけないものがはっきりするわけではありません。なぜなら、血と卵を試験管の中で混ぜて調べる血液検査は、卵が消化され血液に入り皮膚で反応する実際に体の中で起こっている反応を再現してはいないからです。食べ物アレルギーをはっきりさせ正しく対処するためには、食べた後何が起こったかよくお話を伺うことが何より大切です。血液検査は参考になる大切な検査ですが、検査結果だけで食べ物を制限するのは慎重であるべきと専門家は指摘しています。検査の意義については、よくわかる食物アレルギー(発行:日本アレルギー協会)のP15に詳しく書かれていますのでご参照ください。
 アレルギーを疑う症状としては、卵などを食べて数分から十数分の間に口のまわりから首にかけて赤いかゆみを生じ、30分くらいの間に治ってしまうのが典型です。このような症状がでたら、医師の指導のもと食べ物を一時的に制限することがありますが、ほぼ全てに近い方が年齢と共に消化機能が発達し食べられるようになります。
 あいにく当院では、血管が細く採血の難しい、小学生以下の血液検査を行っていません。

◆ おむつかぶれ
 便や尿にさらされた肌が皮膚炎を起こした状態です。便が緩くなったら、きれいにした後にワセリンなどべとべとしたものを塗ると皮膚を保護し、直接便や尿が肌につかず刺激が遠ざけられ、かぶれにくくなります。軽いおむつかぶれは自然と治ることが多いですが、ジクジクしてただれるなど症状が激しい場合は一時的にステロイドを塗ることもあります。ステロイドを使うときは、便の中にいるカンジダと呼ばれるカビが付きやすくなることに注意します。カンジダがいるかどうかは、顕微鏡で皮膚のカスを見てその場で分かります。なかなか治らないおむつの中の皮膚炎は、昔からある軟膏をガーゼに伸ばして貼ると治ります

◆ 虫刺され
 同じ虫に刺されても子供と大人では体の反応が異なるため、特に小さい子ではしこりとなって腫れることがありますが蚊アレルギーではありません。塗り薬は固くなったしこりの中まで届きませんので、塗ってすぐに引かなくても1週間程度で治ります。顔に刺されてまぶたが大きく腫れることがあっても、目への影響はありません。

◆ 炊飯器の湯気による火傷
 何にでも興味を示すこの時期、大人が予想しない火傷の原因の一つに炊飯器があります。炊飯器から立ち上がる湯気を、小さいお子さんが「何だろう」と思って手をかざすと、深い火傷になることがあります。皮膚がまだ薄いことに加え、熱いとは思わずに触れ、熱いと分かっても俊敏に手を離せないことが影響します。炊飯器は、小さいお子さんの手の届かないところに置くようご配慮ください

◆ アザ できもの
 生まれた時や1か月健診の時などに説明を受けた後は、その後の経過を確認するため時期をみて皮膚科を受診しておくのも一法です。成長に従い蒙古斑のように消えてしまうものも、後から出てきても再び消えてしまうもの、消えないものなど今後の経過も様々です。専門の医療機関へのご案内も承ります。